どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは宇野朴人さんの「七つの魔剣が支配する3」です!
⚠︎若干ネタバレがあります。
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、オフィーリアが魔に呑まれピートがその使い魔に攫われてからしばらく。上級生たちの必死の救助活動も実を結ばないまま時間だけが経過していた。自分たちも何かできないかと悩むオリバーたちに手を差し伸べたのは蛇目のミリガン先輩。ある条件を元に共に迷宮へと潜ることになるオリバーたち。果たしてピートを救うことはできるのか…とこんな感じです!
シリーズ第3弾!売り上げも10万部を突破しコミカライズも決定!と今文句なしでラノベ界最強のニューフェイスですね!今回もめっちゃ面白かったです!
物語はオリバーたちというよりも、淫魔の血を持って生まれたオフィーリアがメインでしたね。彼女が魔に呑まれるまでの過程がピート救助作戦に挟まれていきます。淫魔ゆえに忌み嫌われていたオフィーリアがカルロスと出会い、そしてゴッドフレイと出会い、仲間になって恋をして…そして堕ちてゆく。種としての定めと自分の気持ちから逃れられなかったオフィーリアの最後は悲しかったですけど、全く救いがないわけではなかった…と僕は思いたいです。オリバー目線では、上級生の強者が救助に向かうもなかなか成果が上がらないイライラが彼らを行動へと導きます。そんな中である条件を提示して共に迷宮へと向かうことを提案したのがミリガン先輩。この先輩基本はいい人そうですけど、あくまで基本でしかなさそうなのがまた…でも迷宮探索はお手のものでオリバー、シェラ、ナナオの3人を育てながら鮮やかに迷宮を攻略していくのは流石でした。3人もミリガン先輩のはるか上をいく活躍でオフィーリアの工房へと近づいていきます。そしてバトル。激しく文字通り命を燃やして紡いだ魔法が、彼女の気持ちの奔流となって読者に襲いかかります。多分これほどまでに胸を抉る戦闘シーンはこの作品以外では今年はもう見られないでしょう。最後は口にしてしまえば、言葉にしてしまえばその魅力が損なわれるのではないかと思うほど痛烈でした。今回も最高に面白かったです!

キャラ A
オフィーリアの種としての運命と彼女の気持ちはもう見ていて本当に辛いんですけど、彼女がこうなってしまった過程とか理由とか知ってしまうとそれでも彼女のことが好きになってしまうんですよね…ミリガン先輩は意外と面倒見良かったですw オリバーは迷宮の中でもさすがの頭の回転の速さと機転で万能型な立ち回りがかっこよかったです!ナナオの突撃切り込みもシェラの的確な攻撃もクールでした!

今後の期待度 A
今回で1年生編完結ということで、4巻からはオリバーたちは二年生になるみたいですね!成長した彼らがどんな学園生活を見せてくれるのか楽しみです!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912513-9