どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのは馬場翁さんの「蜘蛛ですが、なにか?」です!
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ストーリー A
内容は、ある日突然異世界に転生した女子高生。しかし目覚めるとなんとその姿は蜘蛛に!周りの蜘蛛の子たちが共食いを始めるなか、なんとかマイホームを獲得した「私」は魔物を捕らえて食べて成長していく!生きるためには狩りをしなければならないのだ。そんな中、「私」と同じクラスにいたクラスメイトも転生をしていて…とこんな感じです!
ジャンルは異世界転生もの。人外、それも魔物に転生する作品ですね。
馬場翁さんのデビュー作にして当時の小説家になろう最強の作品。これの書籍化がカドカワBOOKSから決まった時の盛り上がりは凄まじいものがありましたね…そして売れに売れてアニメ化も決まりとまさに順風満帆な道を歩いてます。そろそろアニメもありますし、電子積みしてたことを思い出して読んで見ましたがめっちゃ面白かったです!
蜘蛛に転生した女子高生が魔物を食って、レベルを上げて、また食べ、レベルを上げて…と迷宮を生き抜いていく物語。と書いてしまうと単純な作品なんですけど、その魅力はなんと言っても「私」の軽快な語り口調。女子高生というわりには前世が根暗?な廃人ゲーマー感じだったせいか、鑑定スキルを最初に取得したり、蜘蛛に転生した自分を自然に受け入れて毒牙と蜘蛛糸を使った奇襲スタイルを素早く確立したり、それをさらに進化させたり…と、とにかく順応性が高くて蜘蛛の女子高生という主人公をすんなり受け入れて共に迷宮を生き抜く体験をしているような読書感でした!また迷宮のモンスターたちも魅力的でしたね。ただスライムやゴブリンを出すのではなく、独自に考えた魅力的な能力を持った魔物がたくさんいました!またその魔物たちを輝竜司さんの圧倒的なイラストがさらに輝かせていましたね…途中で人間に転生した他のクラスメイトたちの話が挟まれるのもいい箸休めになりましたし、ラストのバトルはあの窮地からの大逆転劇は見事の一言でした!最後まで楽しく読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!

キャラ A
「私」がすごく良かったですね!オタク女子高生的な語りにゲーマーゆえにシンプルに世界を理解して、シンプルに迷宮を生き抜く。強さと戦略を合わせ持った最強の蜘蛛転生だと思います!まだ出番は少ないですが、人間に転生した人々も気になる感じですね…

今後の期待度 A
面白かったのでこれからも少しずつ続刊読んでいきます!これから「私」がどんな活躍をするのか楽しみです!

どんな人にオススメか?
迷宮探索系、人外転生(魔物)が好きな方は!とにかくハマる魅力がある文章と戦術的な奇襲が魅力の作品です!紙はソフトカバーなので少しお高めですが…気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-070829-4