どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは江本マシメサさんの「浅草ちょこれいと堂 雅な茶人とショコラティエール」です!
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専門学校を卒業後、ショコラティエールとしてチョコレート専門店の「ララ・オランジェット」で働いていた麗子。しかし人間関係に悩みを抱え退職してしまう。転職活動を始めるものの届くのは不採用通知ばかり…そんなある日、麗子はララ・オランジェットの常連だったギルバートと出会う。彼の雇い主である茶人の胡桃沢理人が麗子のチョコレートの大ファンだという。麗子は理人に新しくオープンする店で働かないかと持ちかけられて…

江本マシメサさんの新作!大好きな作家さんなのですが最近なかなか読めてなくて…新刊が出るたびに買ってはいるのですがどんどん積んでしまって…申し訳ないです…閑話休題。今回はチョコレートを一つテーマにしたお話で最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

専門学校を卒業後ショコラティエールとして有名店で働くも人間関係の悩みから退職してしまう麗子…というところから物語はスタートします。ショコラティエールはパティシエのチョコレート専門的な職人さんのことですね。序盤からいきなり仕事を辞めるというシーンですが、とにかく麗子の「チョコレート大好き!」という思いが伝わってきて楽しかったですね!普段何気なく食べているチョコレートの知識も読んでいてワクワクしました!

転職活動をするも失敗ばかりの麗子。そこに現れたのはギルバートという老紳士。彼の主人である茶人の理人が麗子の作るチョコレートの大ファンで新しくオープンするお店で働いて欲しいとの依頼が。色々悩んだ末に麗子は働く決心をします。

そして始まるショコラティエールとしての新たな一歩!浅草という土地、茶人というお茶のプロである理人のことを考えながら作られるチョコレートはどれも素敵でしたね…浅草の歴史や特徴に合わせたチョコレートはどれもとても美味しそうでした!またその中で人間関係に悩んでいた麗子が少しずつ成長していく姿もとても良かったです!

あと、途中で挟まれる「ルミのチョコレートファンブログ」という、作中に登場するブログのデザインもすごく良かったですね!チョコレートの挿絵もすごく美味しいでした!さらに終盤にはファンには嬉しいポイントも!どこかで見たことがあると思ったらやっぱり!こういうの好きです!

ラストもすごくいい終わり方ですし、久しぶりに江本マシメサさんの作品を堪能して大満足です!面白かったです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-8399- 6830-4