どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止していま
さて、今回紹介するのは牧野圭祐さんの「月とライカと吸血姫5」です!
⚠︎致命的なネタバレは避けていますが、未読の方はご注意ください。
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前巻の記事↓

ストーリー AA
内容は、共和国の宇宙開発が停滞する中、連合王国は圧倒的な資金力と民主主義的な組織力でついに共和国を追い越そうとしていた。そんな中、共和国はミハイルとローザを強制結婚させ月で2台のロケットを利用した感動的なストーリーのために無茶な計画を立ち上げる。戸惑う2人に対し、レフとイリナがしたこととは…とこんな感じです!

〜月と約束と夢〜
シリーズ第5弾!新刊は1年ぶりでしたが…

やっぱりめちゃくちゃ面白い!

今回は久々に共和国が舞台でどうなるかと思いましたが…すごく感情を揺さぶられてすごく動揺してすごく面白かったです!
連合王国が資金力と組織力で宇宙開発を進めるなか、徐々に後手に回り始めた共和国。なんかすごく嫌味な感じの対立ですよね…お金も資金力もあるのに天才がいない連合王国と、お金も資金力もないのに1人の天才がいる共和国。三つ全部揃えば、レフたちは幸せになれるのに…と考えるのは野暮ですかね?今回のお話の舞台はライカ44。史実では割と厳しい時代のはずですが、流石にここは優遇されているんですね…宇宙飛行士を教える立場になったレフと容姿は大人っぽくなったものの相変わらずなイリナの2人のやりとりは見ているだけでなんだか嬉しくなりましたね!色々ある中で2人が幸せそうで本当によかったです!そして始まる国家vs国家の戦いと、それに巻き込まれる夢を詰め込んだ現場。強制されるミハイルとローザの結婚。そして始まるあまりにも無謀な計画…しかも打ち上げ寸前になっても直らない不具合にある事情から現場に来られないチーフデザイナー…これは…本当に本当に…そして始まるカウントダウン。史実を知っているからこそ読みたくなかった、でも読みたくて仕方なかった部分が描かれて…この先のことを考えるだけでも絶望なのに、魔術師とレフとイリナがまっすぐに月を見つめて行動を起こしたシーンは本当に感動しました…!今回も最後まで最高に楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
イリナさん…序盤の方がいりにゃん全開でキュン死しました…イリナという女の子は(もう立派レディですけど)本当にパワフルで魅力に溢れていて、いつもレフの隣で同じ月を見上げてくれる最高に可愛い炭酸水が大好きな女の子でしたね!レフは宇宙に行ってから何年経っても熱い思いを胸に秘めた翼竜でしたね!レフがいるからみんながいて、みんながいるからレフがいる。そんな場所に立つにふさわしい男でした!あとやっぱり個人的にはミハイルですね…読んでもらった方ならわかると思いますが、彼はあまりにも強くて強くて最高の同志でした。

最後に
舞台を再び共和国に移して「月面着陸計画編」スタートな5巻でした!相変わらず純粋な気持ちで月を見るレフとイリナのコンビは最高でした!外伝小説も発売されふとのことですがこちらも楽しみですね!6巻も待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



月とライカと吸血姫5



著者



牧野圭祐



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451804-7


表紙の画像は「版元ドットコム」様より