どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。
さて、今回紹介するのは日之下あかめさんの「エーゲ海を渡る花たち」です!
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ストーリー A
商家の家に生まれ世界を旅することを夢見るイタリア・フェラーラに住む少女リーザ。彼女はある日、クリミアから来た少女オリハに出会う。妹を探すためにクレタ島に行きたいという彼女に同行したリーザは共に船に乗り旅をすることになるが…

〜2人の少女が海を渡る〜
ずっと気になっていた作品でなかなか読む機会がなかったんですけど、ようやく読めて「めっちゃ面白い!」となったので早速紹介!
時は15世紀半ば、交易が発展したイタリア沿岸部を中心に物語は繰り広げられます。高校時代世界史をちょっとやっていたので、キナ臭そうな時代だな…と勝手に思っていたんですけど、ちょうど狭間の平和な時代らしく女性だけで街をうろついてもあまり問題ない感じでしたね。さて、物語はお転婆な商家の娘リーザがクリミアからやってきたオリハと出会うところから始まります!リーザはお転婆とは書きましたが、なかなか度胸もありコミニュケーション能力も高くて商人!という感じでしたね。オリハのことを知り、自身の長年の夢もあり共にクレタ島に行きたいと願うリーザ。なんとかその夢を叶えて船に乗り込みイタリア沿岸部の都市を商船で立ち寄ったりしながらクレタ島を目指します!ヴェネツィアやそのほかの沿岸部都市の文化や風土を感じられる描写や、リーザとオリハか行く先々でたくましく行動していく姿には思わず夢中になりました!15世紀半ばのイタリアを感じられる素敵な作品でした!面白かったです!

キャラ A
リーザはお転婆で強気な女の子。芯がピシッと通っていて強さの中に優しさもある頼り甲斐のある女の子でした!オリハは最初はふわっと柔らかい印象がありましたが、妹を探すという強い意志がありなんでも器用にこなす姿はリーザとは異なる強さがありましたね。2人のコンビもいい感じで見ていて楽しかったです!

最後に
15世紀半ば当時のイタリアを感じられる素敵な旅行記風の作品でした!リーザとオリハのコンビは本当に見ていて楽しいですし、これから2人がどんな体験をしてどんな景色を見るのか楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



エーゲ海を渡る花たち



著者





レーベル



メテオコミックス



ISBN



978-4-86675-047-7