どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは江本マシメサさんの「エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る」です!
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ストーリー A
内容は、女性嫌いのエルフの公爵ハイドランジアは日々持ちかけられる婚約話にうんざりしていた。そんなある日、かつて娘の婚約と引き換えに禁書を読ませるという約束を思いだし名前しか知らない女性・ヴィオレットを妻にすることを決める。しかしヴィオレットは異性に触れられると猫になってしまうという呪いの持ち主だった⁉︎猫好きなハイドランジアは苦悩の中でヴィオレットとの新婚生活を送っていくが…とこんな感じです!

〜猫もヴィオレットも好き〜
江本マシメサさんの新作!最近なかなか江本さんの作品を読めずにめちゃくちゃ積んでしまっていて…少しずつ読んでいきたいんですけどドンドン新作が出るという嬉しい悲鳴をあげています…それはともかく!今作も面白かったです!
特別な貴族であるハイドランジアに日々婚約話が舞い込むことですっかり女性が嫌いになってしまったハイドランジア。しかし、それは止まることを知らず…そこで結婚してしまえばいいと思い立ったハイドランジアはかつての約束を思い出しヴィオレットという女性と結婚することになります。女性向けとしては珍しく男性視点のお話なのは意外でしたが、普段男性向けの作品を中心に読んでいる身としてはスラスラと物語に入っていけましたね!後述しますがハイドランジアさんが怖そうで猫好きというギャップも良かったですw 異性に触れられると猫になってしまうヴィオレットとの新婚生活はなかなかうまくいかず…というか最初は強引にハイドランジアがヴィオレットを連れてきたせいで2人の関係はピリピリしていました。でも強力な魔法の使い手であるハイドランジアと魔法に憧れるヴィオレットは「魔法」を通して少しずつ関係を築きあげていきます!ヴィオレットがハイドランジアに触れてしまう度に猫になったりと、なかなか理想の結婚生活とはいきませんが、ちょっとずつ歩み寄っていく2人の姿は微笑ましくもあり応援したくなりますね!そしてヴィオレットの背後で動く怪しい影…ヴィオレットの家と、かつての事件と、そして遠い昔のこと。少しずつ明かされていく真実の中で2人が夫婦になっていく過程は素敵でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ハイドランジアは冷たく怖い印象がある男なんですけど、猫好きででも魔力が強いために動物全般に嫌われるという悲しい境遇で…なんだかんだでヴィオレットのことをきちんと気にかけていていい奴でしたね…ヴィオレットは異性に触れられると猫になるというちょっと変わった呪いを受けた女性。好奇心旺盛で元気いっぱいな普段の姿と、猫になった時のかわいさと…様々な魅力的な姿を見せてくれました!その他のキャラももちろん魅力的でした!

最後に
個人的には男性視点ということでスラスラと物語に入っていくことができました!猫好きなハイドランジアと猫になってしまうヴィオレットの結婚生活はなかなかうまくいきませんが、そんな2人が徐々にではありますが関係を深めていく様子は読んでいて楽しかったです!まだ解決していないこともたくさんあるので続刊が出るならぜひ読みたいです!

どんな人にオススメか?
普段僕のブログを読んでいる方で、女性向けをあまり読まない方にオススメしたいです!男性視点なので入りやすいと思います!江本マシメサさんのファンの方はもちろん、エルフの公爵と猫になってしまう女性の新婚生活ものと聞いて興味を持った方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る



著者



江本マシメサ



レーベル



アイリスNEO



ISBN



 978-4-7580-9204-3