どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは世津路章さんの「スイレン・グラフティ2 もすこしつづく、ナイショの同居」です!
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前巻の記事↓

ストーリー B
内容は、彗花の母親が家に帰ってきた。しかし一緒にいるにはアメリカまで行かなければならないという。蓮のことが心配だった彗花は1人日本に残り漫画を書く彗花と再び同居することに…蓮は直接編集者に見てもらうため出張編集部が来る同人誌即売会へと向かう。そこで他の創作者たちに影響を受けた蓮は小さな即売会にサークル参加することを決める。自分たちの本を完成させ無事にイベントに参加することはできるのか…とこんな感じです!

〜同人誌即売会へ〜
シリーズ第2弾!1巻は女の子たちの友情と青春という感じで面白かったので続刊も楽しみにしてました!
まず序盤。彗花の母親が帰ってきてこれからの家族の方向性を決めることに…う〜ん…正直にいうとここはそんなに好きじゃありません…美葉と茎一ってこの物語に必要じゃないんですか…?今後これが何かの伏線になるかもしれないですけど、ぶっちゃけどうしてここで2人がいなくなってしまうのかよくわかりません…なんでしょう?女の子2人にすると百合っぽくなるかと思ったんですかね?蓮の母親の話にも、彗花の感情にもそれほど繋がらないですし…正直前巻のままで良かったです。そして家族のことがひと段落すると蓮は出張編集部がやってくる同人誌即売会へ向かいます。現実だとコミティアですね。そこで編集さんには辛辣な意見を言われるも、同人誌即売会というイベントに興味を持ち自らも規模の小さなイベントに参加することになります。これまでとは全く違う漫画を描き、さらには2人きりの同居生活で度々衝突していく2人。それでも最後はお互いに協力しあって即売会で自分たちの作った本を並べられるようになります!即売会の描写も良かったですし、最後の小さな幸せが訪れるような展開も良かったです!でも個人的には序盤の美葉と茎一が居なくなってしまう展開がやっぱり微妙でした…

キャラ B
前述の通り美葉と茎一が居なくなってしまう展開は好きじゃないです。彗花は相変わらず面倒見がよくて世話焼きで一生懸命な女の子でした。蓮は不器用で優しくてそれでも夢に向かって頑張ろうとする姿が良かったです。

最後に
2巻は期待していたお話とはちょっと違ったなという感じです…う〜ん…やっぱり何度思い返しても2人がただいなくなるのは悲しいです…せめてアメリカから手紙を送ってくるくらいのイベントあっても良かったと思うんですよね…今回は僕には合いませんでしたが好きな方は1巻と変わらずに楽しめると思うので気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



スイレン・グラフティ2  もすこしつづく、ナイショの同居



著者



世津路章



レーベル



電撃文庫



ISBN



978-4-04-912806-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より