どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは裕夢さんの「千歳くんはラムネ瓶のなか2」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、突然七瀬悠月に告白された朔。何かあると疑った彼は悠月に理由を聞くが、なんと彼女はストーカーに狙われているらしい。彼女を守るために偽の恋人になることにした朔。はじめは誰かに見られている程度だったが、バスケの試合の直前になくなるバッシュに盗撮とその過激さは増していく。そんな中、不良が集う通称ヤン高の柳下という悠月の過去に深く関わる奴が現れ…とこんな感じです!

〜最強リア充はまた女の子を救う〜
シリーズ第2弾!ガガガ文庫の次期ホープとして着実に人気を集めていますね!今回も面白かったです!
突然悠月に告白される朔。朔は七瀬の告白に裏があると思い、その理由を聞き出します。そして返ってきた答えはストーカーがいるかもしれないというもので…読み終わってから改めて思ったんですけど、悠月は日常にノイズが走るっていう表現をしてましたけど、実際はかなり怖いと思うんですよね…それを「七瀬悠月」で覆い隠してしまうのが、また彼女の怖いというか強いところなんでしょうけど…そして悠月と付き合うことになった朔は学校中から注目の的に。朔って腐ってもイケメンなんですよねw裏サイトのバッシングのされ方は素直に草ですw チーム千歳にはきちんと事情を説明して、悠月を助けるために奮闘する千歳。しかし、大事な試合の前にバッシュを隠されたあたりで物語はグッと傾いていきます。そして現れたのが悠月と過去に一悶着あったヤンキーの柳下。おぉ〜ステレオタイプヤンキーだ…と思っていたのも束の間。こいつマジでリミットハズれてました…容赦なく暴力を振るえるという力を武器に朔が対処したことがないピンチに見舞われます。それでも持ち前のリア充力で解決していく姿はやっぱりこと男強いな!と改めて感じさせられました!悠月との夜のお泊まりシーンも良かったですし、怪しいやつが出てきて実は怪しくなくてやっぱり…という展開も最高でしたね!357pの別れ方も印象的で最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
朔はやっぱりすげーんだな…という当たり前の感想しか抱けない男ですね…頭回して必死に見えて飄々と解決が難しいことも解決してしまう。フィジカルもメンタルも強くて自分の中に確固たる自分がある。変態ですけど、やっぱりすげーです。悠月はなんとなくこんなタイプの女の子なんだなーと1巻の時点で思ってましたけど、なかなか強い女の子でしたね…自分の容姿の強さを理解して、それを活かすためのキャラクターを作る。でも、中身は暴力に怯えてしまう普通の女の子でそのギャップと内面と仮面のアンバランスさが彼女をより魅力的に引き立てていたと思います!その他のキャラももちろん魅力的でした!

最後に
今回もすごく面白かったです!こんなに強くて弱い悠月を救える朔はやっぱりカッコいいですね!悠月もかわいさと脆さと強さのギャップがとても魅力的でした!これからどうなっていくのか全く読めないです!早く続きを!3巻も楽しみにしています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



千歳くんはラムネ瓶のなか2



著者



裕夢



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451816-0


表紙の画像は「版元ドットコム」様より