どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは鹿路けりまさんの「ぼくの妹は息をしている(仮)」です!
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ストーリー A
内容は、人間の脳を用いて自動で物語を作るシステムで小説を作った見本ケイ。その小説はユキという白い髪の妹との日常を描いたライトノベルだった。そして始まる物語はケイが作った物語の中のこと?それとも外のこと?繭とは?MAYUとは?摩訶不思議な妹かわいい小説のスタート!とこんな感じです!

〜妹は繭の中?僕はMAYUの中?〜
電撃小説大賞の拾い上げ作品かな?と思ったら、第21回の4次落ち作品だそうです…ラノベ読みなら「うん?時空どうした?」ってなること間違いなしですね。だって今年出た電撃小説大賞受賞作が第25回ですし。色々あったようですが…ざっと4年前の拾いあげ作品が今出るのさすが電撃文庫さんって感じです。いい意味で。
物語は…説明できません!奇書!以上!解散!な感じです。いや面白いんですけど、自分が正しくこの物語を理解できているといえる自信がないですし(感想としてダメですが…)最後のアレはアレで答えでいいんですかね?この作品に関しては言えることが少な過ぎます…一つ確実に言えるのは面白いということと、ワードセンスはめっちゃいいのに、言葉がつく枝である文章がなんか真っ直ぐすぎるってことですかね…後者は人によると思いますけど、個人的にはかなり物足りないです…せっかくいい言葉なのに…ちょっと勿体無いなって感じです。とりあえず読んでみたらいいと思います!以上!

キャラ B
まぁ、キャラをどうこういうタイプの作品ではないとは思うんですけど、主人公の一人称視点だと微妙に物語として読みにくさ?みたいなものがあると感じました。うーん…ヒロインたちも物語の中では必須ですが、もうちょっと彼女たちの独立した女の子としての魅力が見たかったです。

最後に
奇書だな〜って感じの作品でした。面白いんですけど、個人的に言葉がよくて文章がイマイチというチグハグさ?みたいなものが「んー…」って感じでした。1巻完結だと思うので、次回作に期待したいです!

どんな人にオススメか?
奇書が好きな方は。奇書の定義も色々あると思いますが、この作品はその範疇からは外れてないかなと思います。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



ぼくの妹は息をしている(仮)



著者



鹿路けりま



レーベル



電撃文庫



ISBN



978-4-04-912907-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より