どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは天王寺狐徹さん?の「天才美少女生徒会長が教える民主主義のぶっ壊し方 生徒会探偵キリカ番外」です!
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読んだ感想は「うわーこれどうやって感想書くん?」です。

まずもろもろ説明しますと、この作品は杉井光さん著の「生徒会探偵キリカ」シリーズに登場する絶対的生徒会長・天王寺狐徹が自らの思想をぶちまける作品です。「生徒会探偵キリカ」を未読でも楽しめますが、未読だと「なんでこんな美少女(会長談)がこんなクッソ濃い政治の話してるんだ?」となるのでできればシリーズ1巻は読んでおくことをオススメします。シリーズ全巻、というか生徒会選挙編まで読んでおくとなおのことグッドです。

内容としては割とガチの政治書。「生徒会探偵キリカ」シリーズの主人公・ひかげと狐徹さんの対話(講義)形式でなければ(狐徹さんの独自見解を除けば)普通に民主主義の入門書として読めます。

三部構成なのでそれぞれの章について簡単に紹介。

第一部 学校では教えてくれない憲法の正体
本作品の半分を占める民主主義と憲法の解説部分。聖書の引用から始まり10世紀から20世紀までの民主主義の基本的な部分がしっかりと抑えられます。これは大学でこの手の講義受講していたので紛れもなくガチといえます。もちろん政治の本ではあるものの、政治学の本ではないわけですし不足はあるとは思いますが民主主義の歴史はしっかり抑えられているはずです。そしてその中で憲法について狐徹さんが独論を展開していきます。この部分だけで「あー、だからこの女はあの化け物みたいな学校で生徒会長できるんだな」と強制的に納得させられる力があります。

第二部 民主主義への弔鐘
いやすごい。第一部からの繋げ方は神ががっています。民主主義のメリット(は即解説が終わりますけど)とデメリットが紹介されます。なるほど…って言っていいのかわからないですけど、狐徹さんの論は完璧ですね。

第三部 百万王国の到来
この作品の結論。これまたシンガポールやアメリカの例をエビデンスとしてしっかり持ち出してくるあたり理論武装は完璧ですね。《国を選ぶ自由》というのは正しく狐徹さんの掲げる国家(というか作中での国体?)にぴったりと合致しますね。

以上になります!てかガチの政治の話してるからあんまり作品について言及できないですよ!特に二部と三部!なんも書けない!幕間のティータイムや巻末の補講も最高に面白いですよ!

最後になりますが「生徒会探偵キリカ」シリーズの番外編を期待していた方は多分合わないです…天王寺狐徹が好きで好きで仕方ない方や杉井光さんのファンの方にはオススメです!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)
マジでこの作品よく講談社ラノベ文庫から出せたな…
書籍情報

タイトル



天才美少女生徒会長が教える民主主義のぶっ壊し方 生徒会探偵キリカ番外



著者



天王寺狐徹



レーベル



講談社ラノベ文庫



ISBN



978-4-06-517875-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より