どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは木質さんの「サイコパスガール イン ヤクザランド」です!
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ストーリー A
内容は、空港誘致に失敗しヤクザの住処となった蘭戸市。そこで今「連続ヤクザ襲撃事件」が話題となっていた…主人公の瑞穂はヤクザにより全てを奪われ復讐を誓っていた。そんな彼の元に現れた口裂け女の末っ子・徒花はヤクザのせいで人々の恐怖が集まらなくなったといい共にヤクザを殲滅するために共同戦線を張ることに!ヤクザ運びる街で最高にクールな戦いがいまはじまる!とこんな感じです!

〜これがスプラッタアクションの最前線!〜
第6回オーバーラップ文庫大賞銀賞受賞作!まず言わせてください…この作品めっちゃ面白いです!いいですね!こういう無法地帯なアウトロー作品!オカルトとヤクザという圧倒的現実が織りなすシチュエーション!復讐のためにヤクザを残虐に殺しまくる口裂け女!もう最高にクールでした!面白かったです!
空港誘致に失敗したことで治安が悪くなりヤクザたちの住処となってしまった蘭戸市。いいっすねこういうジャパニーズGTA5の世界観。ラノベってヤクザよりはマフィアのほうが出現頻度高いので、こういう純正品のヤクザが出てくるとテンション上がりますよね!そんな街でヤクザと彼らに癒着した警官に両親を殺された過去を持つ瑞穂は口裂け女三姉妹の末っ子徒花と手を組みヤクザを殺しまくります!いいっすね!こういうスプラッタな復讐劇!瑞穂が圧倒的記憶力を武器にヤクザを襲撃する計画を立てて、徒花がベレッタぶっ放して鎌振り回してヤクザ殺して、残虐な拷問方法で情報を吐かせる!殺しのエンターテイメント性とでもいえばいいのか、悪を懲らしめるスカッとした感じと拷問の残虐さによる背徳感がじわじわと身に染みてくる感じが最高です!ストーリーも復讐を軸としながらも口裂け女やツチノコ、メアリーさんなどのオカルト要素をうまく取り入れて最強の殺し屋&最強のヒットマン&最強のショップ店員をうまく物語の中に忍びこませていてこれがガチのヤクザものになりすぎないいいスパイスになっていたと思います!最後の展開も最高でしたしめっちゃワクワクする新人賞受賞作に出逢えました!とても面白かったです!

キャラ A
瑞穂はヤクザへの復讐心を胸に抱いた青年。冷静沈着でクールかつ残酷にヤクザを苦しめようとするシーンが印象的でしたね…こういう主人公好きです!徒花はちょっと1人で突っ込むクセがありますが、瑞穂の考える作戦を実行できる能力を持った最高の戦闘狂でありベレッタを愛用する一途なところ、瑞穂のことが好きな乙女な一面も含めてグッドでした!そのほかにもツチノコ、メアリーさんと敵味方魅力的なキャラがたくさん出てきていて物語を盛り上げるのに一役買っていました!

最後に
めっちゃ面白かったです!新人賞受賞作とは思えない卓越したエンターテイメント性がありました!2巻はもちろん出してくださいね!オーバーラップ文庫さん!続刊楽しみに待ってます!

どんな人にオススメか?
グロ、スプラッタ、バイオレンス、というキーワードに苦手意識を感じないならぜひ読んでください!ここまで面白いヤクザ殺しの復讐譚は今後なかなか出てこないですよ!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



サイコパスガール イン ヤクザランド



著者



木質



レーベル



オーバーラップ文庫



ISBN



978-4-86554-583-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より