どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは古宮九時さんの「Unnamed Memory IV 白紙よりもう一度」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、オスカーが謎の魔法球の力で過去に戻りティナーシャと関わったことで再編された世界。ティナーシャは幼い頃に自分を守ってくれたオスカーに出会うため400年の眠りにつく。そして400年後、呪いの解放を願ってやってきたオスカーと再会する。だが。オスカーはティナーシャの記憶を持っておらずゼロからのスタートとなる。ティナーシャに子孫を残せない呪いを解いてもらうためにオスカーは彼女を城へと住まわすが、ティナーシャはトゥルダールの次期王としての地位が約束されていて…ティナーシャは再びオスカーと結ばれることができるのか再び1年間の物語が始まる!とこんな感じです!

〜再編された世界でもう一度〜
シリーズ第4弾!このラノでも堂々1位!重版もかかって電撃の新文芸のエースになりましたね!皆さん!レーベル名は電撃の新文芸です!Act.2は全てまた1からの物語であり、そして続きの物語でもある…改めてこの物語の魅力とティナーシャとオスカーのラブコメの素晴らしさを実感しました!すごく面白かったです!
魔法球によりオスカーが過去に飛ばされて歴史を変えたことで再編された世界。ティナーシャは再びオスカーに会うために400年の眠りにつきます。このあたりの時間軸は4巻を読む前に3巻後半をしっかりと読んだほうがいいかもですね…そして1巻と同様、自身にかけられた子孫を残せない呪いを解くためにティナーシャの元へとやってくるオスカー。過去(というか再編前の世界)を知るティナーシャとなにも知らないオスカー。前みたいにオスカーの側にいたいのにできない彼女は、微妙な距離感の中でオスカーの呪いを解くための日々を過ごします。かつては結婚までした相手なのに、今目の前にいるオスカーにはそんな記憶なんてなくて呪いを解く以上の役割を背負おうとするティナーシャを訝しみ、怪しみ、そして遠ざけていくオスカー…古宮さん、つらいっす…でもそんな中でも、ティナーシャは彼のために献身的に動いていきます!とはいえそこはティナーシャ。かなり怖めの暴走あり、オスカーに迷惑かけるのあり、無防備晒すのありといつかのアレやこれの場面を連想させるような展開…やっぱりティナーシャとオスカーやん。ファルサスとトゥルダールを巻き込みながら暗躍する謎の集団。政治的駆け引きに過去からの因縁。アンメモらしい展開の数々もあり、その中で深まっていく2人の絆はニヤニヤすることもあり、純粋な気持ちに胸がギュッとすることもありとこの作品でしか味わえない感情を味わうことができました!今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ティナーシャさん攻めますね!いや攻めなくちゃいけないんですけど、あれだけオスカーに攻められていたティナーシャさんがここまで攻めているのを見るとなんだか自然とニヤニヤしちゃいますね。自由奔放?なところもグッド!オスカーは今回は熱血!筋肉!パワー!というよりも冷たい印象が多かったような気もしますが、それでも最終的にはしっかりとティナーシャさんにドキドキしていてお父さんは安心です(後方父親面)ティナーシャさんをどうかよろしくお願いします。ミラやシルヴィア、ラザルトラヴィスといった面々も物語を盛り上げる魅力的な活躍をしてましたね!シルヴィアさんはあの寵姫のところで心労ヤバそうだったのでマジでゆっくり休んでください…

最後に
5巻発売決定!そしてあの「Babel」が電撃の新文芸から再刊!これは優勝!しかもイラストは森沢晴行さん!待ってましたよ!僕は古宮さんの作品を電撃文庫版の「Babel」から入った人なのでマジであれがなんで2巻で終わるんだと…マジで嬉しいですね…なんかこうすごく感慨深いです…2020年夏!待ってますよ!電撃の新文芸!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



Unnamed Memory IV 白紙よりもう一度



著者



古宮九時



レーベル



電撃の新文芸



ISBN



978-4-04-912803-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より