どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは彩峰舞人さんの「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱くⅣ」です!
⚠︎ネタバレありです。
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前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、中央線線で窮地に陥る王国軍を退けることに成功したオリビアたち。オリビアはその功績が認められた新設された第八軍の総司令官に任命される。若干十六歳での総司令官、加えて第八軍に集められたのは新兵ばかり…一方その頃、帝国軍と同盟関係にあるストニア公国が神国メキアに侵攻し敗れたとの報告が。さらにサザーランド都市国家連合が王国南部に攻めてくる…オリビアは初陣としてサザーランド都市国家連合を迎撃する任務が与えられるが…とこんな感じです!

〜オリビアは総司令官に〜
シリーズ第4弾!コミカライズ1巻も発売されてシリーズの転換点に華を添えてますね!まず言わせてください…今回もめっちゃ面白かったです!やっぱりこの作品は最高ですね!久しぶりの続刊なのに全く勢いが落ちることもなく、圧倒的な戦闘描写、特に戦場での軍と軍の大規模な戦いを余すことなく見せてくれました!最高に面白いです!
中央戦線での活躍が認められ第八軍の総司令官となったオリビア。総司令官になってもオリビアはオリビアですねwお菓子を食べたり平然と魔物を従えたり調子乗ってクラウディアに怒られるところは相変わらずでしたwエリスとのデートも良かったですね…いや、オリビアにとっていいのかはわからないですけど、ドン引きするオリビアもまたかわいいです…かわいいのか?物語は第2幕というか、これまで防戦一方だった王国側が帝国に反撃・侵攻していくターンになりましたね。世界的にも神国メキアの動きがどうにもきな臭かったり、ストニア公国が帝国にふっかけられて前述のメキアに侵攻したり…宗教国家は戦記ものにおけるワイルドカードというかジョーカー的なところがあるので今後の動きがますます楽しみですね…帝国も帝国で何やら企んでますし…そしてサザーランド都市国家連合が攻めてきたことでオリビアの初陣が決まります。オリビアが負けるなんて疑ってもなかったですけど、戦闘シーンは圧倒的でしたね…わざと負けていると見せかけて圧倒的な戦術で敵を翻弄し撃滅する…アッシュトンの冴えわたる軍略にクラウディアの見事な剣技。そしてオリビアの他を一切寄せ付けない圧倒的なまでの力。今回は戦場までにオリビアが普通の女の子らしい笑顔やとんでもない食いっぷりを見せてくれたからこそ、敵の司令官を一息で仕留めるところがより恐ろしかったですね…戦場の描き方も見事の一言ですし、最後まで最高に面白かったです!

キャラ A
オリビアちゃんかわいすぎか?エリスからマントもらって喜んだと思いきやケーキのあーんにドン引き。クラウディアの前では無垢に振る舞い笑って…戦場では圧倒的な残虐性と力。最高でした。クラウディアさんも心労が増えたかとは思いますが頑張ってください。オリビアおねえさまを支えられるのはクラウディアだけです。個人的には今回のアッシュトンはすごかったですね…まさか1巻でオリビアに出会ったときの様子からはこんな軍師に成長するなんて思ってもいませんでした。あとはちょっとしか出てこなくても敵味方の兵士たちがなんと魅力的か… バッカス中佐とか本当に戦場で生きてる人なんだなと強く心に刻まれました!

最後に
世界情勢は結構きな臭くなってきて、オリビアに関するお話も裏で色々動き出していて…第八軍を率いることになったオリビアがこれからどんな戦いを見せるのか楽しみです!5巻も楽しみに待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱くⅣ



著者



彩峰舞人



レーベル



オーバーラップ文庫



ISBN



978-4-86554-599-9