どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはニ語十さんの「探偵はもう、死んでいる。2」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、大きな事件を解決して一息ついたかと思いきや君塚たちは《シエスタ》に誘拐される⁉︎そこではモニター越しにまだ生きていた頃のシエスタが君塚との探偵と助手の物語を繰り広げていた。学校に出現する大量のトイレの花子さん。ロンドンに現れたジャック・ザ・リッパー。そしてSPES。シエスタと君塚が歩んできた冒険が今明かされる!そしてシエスタの死の真相とは…とこんな感じです!

〜これは探偵が死んでいない頃の物語〜
シリーズ第2弾!推薦コメントを特設サイトに寄稿させていただいたり、帯コメントに採用していただいた作品なのでこうして2巻が無事に発売されてまずはよかったと一安心。読むのが少し遅くなってしまいましたが、今回もすごく面白かったです!
まず言いたいのがとにかくテンポの良さ!1巻も軽快な会話劇によるテンポの良さは圧倒的でしたが、今回はシエスタと君塚というまるで何十年も一緒にいるかのようなお互いがお互いをわかりきって信頼しあっている2人だからこそ生まれる会話のテンポが最高に心地よかったです!最高の読み心地ですね!ストーリーは前述の通りシエスタがまだ死んでいなかった頃の物語。学校に発生した大量の花子さん事件を解決したり、ロンドンに出現したジャック・ザ・リッパー事件を解決したりと名探偵と名助手による軽やかな事件解決劇が繰り広げられます!序盤はラブコメ!シエスタと君塚の学園祭デートがこれでもかと描かれます!さすが三大欲求の強いシエスタさん!よく食べますね!でも覗きはいけないと思います!というか逆でしょw 舞台がロンドンに移っても相変わらずラブなコメをする2人。本当にこの2人のやりとりはテンポが良くて最高です!ジャック・ザ・リッパー事件を追う中でぶち当たる宿敵SPESに、迷子(捨て子?)として現れるアリシア。ここから物語は徐々に異能バトル方面へ…と思ったらいきなりSF要素⁉︎本当にオールジャンルミックスな作品になってきましたね…最後のシエスタのセリフもよかったですし、ただの過去編じゃない過去編を最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
シエスタかわいいですね!1巻ではどうしてもシエスタ本人というよりは彼女の影という感じだったので生きて君塚と軽快なやりとりを見せる彼女の姿は本当に魅力的でした!君塚もシエスタの良き相棒でしたね!シエスタにいじられて顔真っ赤にしたりしたり恥ずかしがったりするくせに「えっ、そこ真顔かよ⁉︎」みたいなところもあったりとシエスタと組むと彼はこんなにもキラキラ輝くんだと思いました!

最後に
2巻も面白かったです!ここにきてSF要素もぶち込んできてここからどんな方向に物語が進行するのか全く予想がつかないですね…とにかく3巻待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



探偵はもう、死んでいる。2



著者



二語十



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-064328-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より