とかタイトルに書くと電子書籍派のいにしえのラノベ読みが「は?電撃文庫って電撃の缶詰やめたの?」とか言い出しそうですけど、最後の電撃の缶詰は『天使の3P!』の10巻が発売されアニメが始まり、当時電撃文庫としてまたラノベの新人賞デビュー作が一巻だけで10万部も売れるという快挙を達成した(今はもっと売れてる)『86-エイティシックス-』の2巻が発売された時。2017年7月発売のものです。現役ラノベ読みなら「結構前だな」と思うでしょうし、実際僕もかなり前だと思います。まぁそれは感じ方次第。
てかそろそろ電撃の缶詰知らない読者もいますよね?えっ?えっ?

電撃の缶詰といえばまさにラノベ読みがラノベ以外に必ず目を通す必須科目だと思います。表紙の裏にある作家さんのコラムはめっちゃ笑ったし(野崎まどさんとか)まだインターネットにそれほど触れていない頃はここで来月発売の新刊情報を知ることも多かったです。アニメイトとかメロンブックスでもらう冊子は捨ててもこれだけはなかなか捨てられないんですよね。いや高校生の頃は捨ててたんですけど。
んで、2017年代の終わる直前の電撃の缶詰といえば作家さんのコラムが載らなくなり、Twitterで?公式アカウントから「電撃の缶詰2017年8月以降なくなるで」と言われて、そこから一気に終焉の雰囲気が漂いあっさりおわりました。ちなみに電撃の缶詰が終わった翌月の折り込みチラシがこれ
これから電撃文庫の情報はアプリで見ろよ。といわんばかりの1枚です。悲しみ…俺たちの電撃の缶詰が…と泣き崩れた人はいないにしても「あぁ紙の値段上がったんだな」とか「予算削減か」みたいな王者電撃文庫でもあの電撃の缶詰という伝統を維持できなかったのか…みたいなサムシングはあったと思います。ちなみにここからMW文庫の情報は一切載らなくなります。
とはいえ、ずっと「このアプリで全部見ろ!」という人情的なものを感じないものではなく2018年の5月からは折りたたみ1枚になります。
まぁこれでも結構そっけないんですけどね。新刊情報が1ページに一作品分あった頃を思うと1ページにその月にでる新刊があらすじもなにも書かれずにびっしりと書かれるのなんかそっけないじゃないっすか。
と思っていたら再びあらすじが載るようになりました。2019年12月からです。
そうですよね。最低あらすじは欲しいっすよね。そのかわりに電撃文庫と電撃の新文芸以外のことは一切書かれなくなりました。アニメ関係のこととかはもう一切ないです。えっ?電撃の公式アプリ?そんなのないっすよ。
ということで終わったところから始まる電撃の缶詰の話でした。これよりいにしえの話は歴戦のラノベ読みに聞いてください。
ちなみに現在電撃の缶詰的な折り込み冊子を維持しているレーベルはガガガ文庫のガ報だけです(解釈は別れるかもですが)他はみんな電撃文庫みたいな折りたたみの新刊情報か、ペラ1枚の新刊情報です。ま、そんなペラ1枚すら入れず公式サイトに新刊情報すら載せないレーベルもあるようですが。お前のことやぞLINE文庫エッジ
ということで今月の雑談でした。電撃の缶詰持ってる人は大切にしといた方がいいっすよ。本は電子書籍でまた買えるかもですが電撃の缶詰は買えないので。ま、電撃文庫は古い作品の電子書籍化がまだまだ進んでないんですけどね。