どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは平坂読さんの「妹さえいればいい。14」です!
IMG_3083
前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、前巻から3年後。作家として安定した成績を残し、那由多こと和子とも結ばれさらには子どももできて順風満帆な人生を歩む伊月。しかし最近はなかなか納得のいく作品が書けず、また読者からも「主人公になりたい」を超える作品が出てこないと言われていた。千尋、京、春斗、アシュリー、海津、蚕、刹那、撫子…変わったり変わらなかったりする中で主人公たちが掴む未来とは…とこんな感じです!

〜主人公になりたい〜
シリーズ第14弾!そして完結!本当にこの作品に出会えて心からよかった。そういえる作品でした!10年もラノベ読んでるとそれなりに作品の完結を(良くも悪くも)迎えることができるのですが、その中でも特に最後まで、最後の一行まで面白いと言える最高傑作でした!
13巻から3年後。伊月は那由多(本編では本名の和子)と結婚して子どももできてしっかり父親していて、春斗も「リヴァイアサン・リバイヴ」がアニメ化して二期までやっていて…と登場人物たちの成長や変化が数多く見られましたね。那由多の和子呼びはちょっと違和感ありましたけど、普通の女性になったんだな…という寂しさと安堵感があったり…まぁそれも最高の形で覆してくれるのが流石可児那由多って感じなんですけど。個人的に驚いたのは撫子ちゃん…どうしてあんなにいい子がこないなことに…いやこういう成長?も好きですよ…はい…あとはまぁ伏線はあったとはいえ春斗絡みのあの終わり方はこいつも苦労するなーってことですね…てか1巻だけ読んだ僕に春斗がこういうルートに入って終わるなんていっても絶対に信じてもらえないですね…各登場人物が成長しながら辿りついた先。伊月が最後に放ったあの言葉。きっと僕が10代だったら刺さって、刺さって心の奥底に絶対抜けないトゲになっていたんでしょうね…いや、僕もまだ23歳なので若いんですけどね…伊月みたいにはなれなくても主人公になりたいっすね(社畜並感)番外編も好きでした!宙くんにはこういう男の子になってほしいです!最後の最後まで本当に楽しく読ませていただきました!大学時代から読んでいる作品が終わってしまうのは寂しいですけど、伊月のセリフを胸に刻んで「最高傑作のラノベがあるんだ!」と色んな人にオススメしていきたいと思いました!面白かったです!

キャラ A
伊月は本当に最高の主人公でした!みんなみんな主人公なんですけど、悩みながらも戦って戦って…その先で手にしたものは何よりも輝いていて本当に羨ましかったです!那由多こと和子は最初は普通の女性になってしまったのかと思いましたけど、あのセリフから伊月に対抗すべく作品を生み出すのマジで最高にかっこいいですね。いいお母さんになること間違いなしです!春斗…お前は最後まで苦労するな…マジで幸せになってくれ…撫子ちゃんも将来は素敵なラノベ作家になると信じてますよ…その他の登場人物も最後までもちろん魅力的でした!

最後に
完結おめでとうございます!&最高の作品ありがとうございます!この作品を読むことができて本当によかったです!次回作も期待してます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



妹さえいればいい。14



著者



平坂読



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451828-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より