どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは牧野圭祐さんの「銀河鉄道の夜を越えて 月とライカと吸血姫 星町編」です!
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本編最新刊の記事↓
ストーリー A
内容は、宇宙開発が盛んに行われる時代。宇宙飛行士のイリナやレフに憧れる少女が日本にいた。ミサという高校二年生の女の子は遠くへ引っ越してしまう親友の女の子とケンカ別れしてしまったことをずっと後悔していた。星祭りの日の夜、ミサは転校以来ずっと不登校だったアリアに出会う。日本人離れした外見から吸血鬼と噂されるアリアに導かれ、ミサは宇宙を旅する列車に乗り込むことになる。そこで彼女が明かした願いとは…とこんな感じです!

〜星祭りの夜、願う〜
月とライカと吸血姫スピンオフ!元々はH△Gさんとコラボレーションした声劇がお話のネタで、この作品はWEB上で連載されたものを加筆したものになっています。H△Gさんの曲はちょっと前はよく聴いていて(1年くらい前?このブログでは言ったことないかもですが、音楽好きで色んなアーティストの曲聴いてます)「声」とか好きなので、声劇をやると聞いた時はどんなお話なんだろう…と興味をそそられましたね。月とライカと吸血姫」は大好きな作品なので。そして星街編として発売されて遅ればせながら拝読させていただきました!本編とは違い幻想的でちょっと切ない2人の女の子の星物語でした!面白かったです!
星街という日本のとある場所に暮らす少女・ミサ。特に目立ったところもない宇宙に憧れる女の子。彼女は親友のカレンと喧嘩別れしてしまったことをずっと後悔していました。僕も友達とこういう経験したことあるので気持ちはすごくわかります…ミサは塾が休みなったことで星街で年に一度行われる星祭りへ向かいます。とはいっても友達おらず一人でぶらつくだけ。そこで女の子から星街ステーションに行けといわれ、地図が示す場所へ。そこで出会ったのは転校以来ずっと不登校だったアリアで…アリアとの出会いのシーンは個人的に1番好きですね!そして二人は星を巡る列車に乗ることに。太陽系の惑星を巡りながら奇妙な体験をしていく二人。広大で星だけが瞬く世界で、現実とはちょっと違う惑星を観光する二人の様子はそして少しずつアリアと打ち解け自分の後悔を話すミサ。終盤での胸が締め付けられるような展開もありましたが、ミサが一歩踏み出していく姿がとても印象的でした。本編とはガラリと異なる雰囲気ながら、ミサとアリアの不思議な星巡りを楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ミサは弱気な女の子。カレンと喧嘩別れしてしまったことをずっと後悔していて、一人ぼっちで目立ったところもなくて…でもそんな彼女はアリアとの旅で変わって一歩を踏み出すようになれたのが印象的でした。アリアはいたずら好きな女の子。綺麗な外見といたずらっぽい行動でミサを翻弄します。でもその実すごくミサのことを考えている優しい女の子でした。

最後に
本編とは異なる読味でしたが「月とライカと吸血姫」のスピンオフとして楽しく読ませていただきました!スピンオフですが、これだけ読んでも楽しめると思います!またH△Gさんの音楽も一緒に聴くとより楽しめると思います!気になった方は!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



銀河鉄道の夜を越えて 月とライカと吸血姫 星町編



著者



牧野圭祐



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451831-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より