どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはあまなっとうさんの「犬と勇者は飾らない」です!
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ストーリー B
内容は、中学一年生の夏、幼馴染みの女の子に告白し見事に振られた佐藤草介。茫然自失の彼は突如異世界に召喚される。勇者として活躍し名声を得てこのまま異世界で暮らしていくと思っていた。しかし突然現代日本に送り返されてしまう。4年半もの間異世界に行っていた彼に待ち受けていたのは小卒という学歴…定職につけずスーパーのアルバイトをする日々。そんなある日、地球には存在しないと思っていた魔術師と魔物の戦闘に遭遇する。異世界で得た力を使いあっさり魔物を倒す草介。そんな彼の力を見込み魔術師たちは草介に魔物討伐の協力を依頼するが…とこんな感じです!

〜異世界帰りの主人公が現代異能〜
エブリスタからの書籍化作品。オーバーラップがエブリスタから書籍化って初めてですかね?旧モバゲー時代に投稿された7年くらい前の作品らしいので結構年季入ってますね。個人的には合わなかったというのが感想です。not for me でした。
文章は読みやすいんですけど、誰を、どこを見てる視点で物語っているかわからないんですよね。なんていうか知らないディスり相手のラップ聞かされてるみたいな。ふーん感が読んでる間中ずっと口の中に残りました。あとはなんていうかその場しのぎ的な設定や文章か多いというか…なまじ文章が読みやすい分納得しそうになるんですけど「…よく読んだら結構急に変なこと書いてあるな?」っていうのがちょくちょくありました。あとはキャラのイメージが微妙に追いついてこなかったり、主人公の草介のテンションが微妙に噛み合わなかったり…読み終わって物語の構成や展開を思い返すとスローテンポながらも面白いと思える作品なんですけど、そうしたところが微妙に合わなかったです。

キャラ B
草介のキャラがイマイチ掴めずに…この手の作品で主人公が掴めないのがこの作品との相性が悪いっていうのを如実に感じました…ヒロインたちもかわいい要素はあるのにそれを出し切れていないですし、土村先生はもっと魅力的に描けたと思うんですよね…

最後に
色々言いましたが、個人的には合いませんでした。続刊は出ても買わないです。

どんな人にオススメか?
個人的には合わなかったんですけど、どこか懐かしさを感じる現代異能を読みたい方は手にとってみるのもありではないでしょうか。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



犬と勇者は飾らない



著者



あまなっとう



レーベル



オーバーラップ文庫



ISBN



978-4-86554-610-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より