どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは小林一星さんの「シュレディンガーの猫探し」です!
⚠︎ミステリ要素があるのでネタバレには気を使っていますが、読む際は自己責任で
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ストーリー A
内容は、文芸部に所属する芥川くりすの勧めである事件の謎を解くために守明令和は魔女の洋館を訪れる。そこにいたのは「迷宮落としの魔女」を自称する焔螺。紫の髪にオッドアイ、服装も魔女という彼女は事件を迷宮入りさせることを目的に行動していた。令和は妹の弥生が関わる事件を高校生探偵・明智太陽に解かせないために行動を始めるが…事件を解決する名探偵と謎を謎のままにし<神秘>として扱いたい魔女との知恵比べが始まる!とこんな感じです!

〜探偵vs魔女〜
第14回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作!まず言わせてください…この作品すごく面白いです!あー!もうめっちゃ好き!作者の小林さん絶対ファウスト系の作品好きですよね?ファウストの波動を感じます!好き!こういうの好き!めっちゃ好き!謎を解かせないアンチミステリとでもいうべき最高に面白い作品でした!最高!
まずプロローグ。ここ好きポイントですね。主人公の語り、魔女の反応…もうめっちゃ好きですね。これで勝ちを確信しました。物語は三章構成となっていて、一章が密室、二章がクローズドサークル、三章は…シュレディンガーの猫(でいいのでしょうか)?というようなテーマを扱っています。一章でどんな物語を展開していくのかとワクワクしていたら…予想の斜め上すぎて本当に最高でしたね。迷宮落としってそういうことか!と思わずニヤリとさせられました。なるほど。これは迷宮落としの魔女です。ミステリに対するアンチテーゼで思いっきりぶん殴ってくる感じ好きすぎますね。もう本当に好きすぎてヤバいです。学校で起きた不可解な事件を解決しようとする高校生探偵の明智くん。そんな彼を真っ向から邪魔する魔女…この構図も好きですね…いい…めっちゃいい…二章は打って変わって沖縄の孤島というほど孤島じゃない島を舞台にした推理合戦⁉︎ここでは新たにハードボイルド探偵金田一勘渋郎と助手のゆでたまごちゃんが登場します。この2人との戦いも好きです!絶対に不可能なことを可能だと証明する相手を邪魔する。最高にワクワクしますね!そしてゆでたまごちゃんがかわいい。三章ではこれまで存在しか語られなかった姉の存在がフォーカスされて…令和くんの弥生ちゃんを思う気持ちとそれにしっかり答える魔女の存在。そして真っ向勝負で探偵たちをへし折る痛快さ!最高でした1文章、というか作中の出来事や事象に対する表現もすごくいいんですね!54、55pみたいなストレートでぶん殴ってきたかと思えば、249pみたいなセンチメンタルな読者を掴んでくるような表現も魅せる。めちゃ好きな文章ですね。読んでてひたすら最高!って感じです!という感じで僕のめっちゃ好き!がめっちゃ詰まった最高の作品でした!面白かったです!

キャラ A
令和くんがいい感じに主人公してましたね!探偵が嫌い、妹を守りたい。シンプルな行動理由が根っこにあるのはグッド!迷宮落としの魔女・焔螺さんは最高に好きなキャラでしたね!ひねくれてるのともまた違う、独自の理論や美学があって、魔法という奇跡?が使える?かもしれないし実際使えている?というミステリアスさ…ビジュアルも含めてめっちゃ好きでした!妹の弥生ちゃんは全力でかわいいですし、芥川くりすちゃんは出番が多くない割にガツンと印象に残る魅力がありますし、高校生探偵・明智太陽にハードボイルド探偵の金田一勘渋郎と助手のゆでたまごちゃんもすごく魅力的でした!

最後に
めっちゃ好きな作品でした!2巻は実質この作品の後編?にあたるらしいので続刊楽しみですね!とにかく早く続きが読みたいです!なるはやで2巻お願いします!

どんな人にオススメか?
ファウストと聞いてピンときた方はとりあえず読んでみていいと思います!大外れはしないはずです!アンチミステリ的な作品として、高校生と魔女、事件を迷宮入りさせる魔女と名探偵の知恵比べが魅力の知能戦ものとして楽しめるはずです!気になった方はぜひぜひ!個人的にイチオシです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



シュレディンガーの猫探し



著者



小林一星



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451857-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より