どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは江島絵理さんの「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」です!
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ストーリー AA
外部生として全寮制のお嬢様学校に入学した綾。食事以外はお嬢様学校に慣れてきた彼女は、ある日同じく外部生にして同学年の注目を集める白百合が格ゲーをやっているところを目撃してしまう。学内で格ゲーをやっていることを口止めされるが、白百合に格ゲーのアケコン特有のマメを見抜かれ格ゲー経験者だとバレてしまう。綾は白百合に対戦を申し込まれたことをきっかけにかつて封印したはずの格ゲー熱が再燃し…

〜お嬢様と格ゲー〜
書店でふと見かけて表紙のあまりの"圧"に負けて購入。まず言わせてください…

なんっじゃこりゃ⁉︎

めっちゃ笑えるめっちゃ熱い!なにこれ!なにこれ!なにこれ!めっっっっっっちゃ面白い!えっ、は、えっ?ヤバない?ヤバないですか?めっちゃ面白くないですか?あまりにも面白すぎて面白い以外の感情がないです。てかずるいなにこの緩急。笑かしてきた瞬間、ドキドキさせて、次のページで熱くさせる。こんなん無理やん。おもろいに決まってるやん。最高でした。
お嬢様学校に入学してきた綾は庶民感あふれる普通の女の子。この庶民感すこですよ。一方、同じ外部生なのに圧倒的オーラを纏い注目を集める白百合…こ、これがオジョーサマガッコーですか…すげー…と思ったのも束の間。白百合様格ゲー。うん。そしてガチ勢。うん。すげー。というわけで格ゲーマー白百合と出会います。誰にも見られない特別棟の教室で格ゲーに興じていた白百合のことを察して、誰にも言わないことを約束する綾。しかし白百合は綾の手にあるアケコンのタコから彼女が格ゲーマーだと知ります。すげーな。ネクストコナンズヒントもないのによく彼女が格ゲーマーってことあてられますね。ここからは緩急の乱れ打ち。2人で格ゲーで対戦してくっっっっっっそ熱い対戦が繰り広げられたかと思ったら、ゲームをやってるのがばれそうになってドキドキ百合タイム。からの、逃亡劇コメディ。98、99pの見開きとか緩急ヤバすぎて地球から木星行ってからの深海くらい感情が冒険しました。てか102pの「そ」でズポはマジでずるい。天才か?と感情MAXで永遠に心が掴まれっぱなしの最高の百合×お嬢様×コメディでした!強い!最強!

キャラ A
綾の1人語りが狂おしいほど好き!庶民感よし!格ゲーへの熱い思いよし!白百合との距離感でドキドキしちゃう乙女心よし!全部よし!最高の主人公だ!白百合ちゃんは最初は高嶺の花、孤高の美少女という感じでしたが、格ゲーバレてからはやんちゃ小学生の姿も時折見せてきてその緩急がズルすぎました…おいおいこんなお嬢様ありかよ。最高かよ。

最後に
感情のジェットコースターってなに?と聞かれたらまずこれを差し出す。これはそういう作品だ。「対ありでした。」とりあえずタイトルだけでも覚えて帰ってほしい。そして手にとれ。読め。溺れろ。僕と握手しろ。百合×格ゲー×コメディの先で待ってる。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~



著者



江島絵理



レーベル



MFコミックスフラッパーシリーズ



ISBN



978-4-04-064613-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より