どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは零真似さんの「君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る」です!
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ストーリー A
内容は、空に世界時計という巨大な砂時計が浮かび天獄と地国に分かれる世界。地国で暮らす死者のデッドはある夜、天獄から降ってくる1人の女の子と出会う。ファイという彼女に恋をしたデッド。しかしデッドは死者であり、ヒトであるファイとの恋は実らない。彼女が天獄に戻れるようになる天地返りの日まで地国のゾンビからファイを守ることに決めたデッドだが、世界を揺るがす危機に巻き込まれていき…とこんな感じです!

〜死者とヒトのボーイ・ミーツ・ガール〜
第14回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!角川スニーカー文庫からデビューした零真似さんの作品です。どこまでもまっすぐにデッドとファイの恋を描いた素晴らしいエンタメでした!面白かったです!
まず世界観がすごくいいですよね!空に浮かぶ巨大な砂時計・世界時計。全ての砂が落ちきると天地返りという現象が起きて上下が入れ替わる。天獄にはヒト、生者が住み、地国には死者やゾンビが住む…幻想的なのにどこかリアルさがある世界観でしたね!物語は死者であるデッドがヒトであるファイと出会うところから始まります。空から女の子が降ってくるのって王道を通り越して古典的ですらありますけど、こういう風に描かれるとグッとお話に引き込まれますよね。最初は死者であるデッドをゾンビと勘違いし、襲われると思って逃げ出すファイ。しかし彼女に恋をしてしまったデッドの説得もあり、ゾンビだらけの地国で彼女を守るために戦うことを決めます。ちなみに地獄ではざっくりいうと理性があるのが死者で、理性なくヒトを襲うのがゾンビという感じです。好きだから。それだけの理由でファイを守るために地獄を旅して、ファイのためにゾンビと戦って、ファイのために天獄から
降ってくる食料を見つけて…と純粋にファイのために頑張るデッドは応援したくなりますね!そしてついに運命の日、天地返りの日が訪れます。この日はすごく煌めいていましたね…デッドの気持ちがファイに届いて、ファイがその気持ちに応えて、逆さまになっていく世界でこの世界の象徴でもある世界時計に近づいて…空中で手をつないでくるくると世界で1番自由な2人は読んでいて本当に眩しかったです。後半からは2人の恋が世界を敵に回して、そして世界の危機に立ち向かうお話へ。でもデッドとファイの2人ならどんな困難でも乗り越えられて、どんな時でも必ず2人一緒に戻ってこれる安心感がありました。だからこそこの結末は何にも変えがたいんだと感じました。零真似さん再始動作、最高に楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
デッドは本当にまっすぐファイという1人の女の子のために行動していてめっちゃ好印象でしたね!死者とか生者とかそういうの乗り越えてめっちゃ幸せになってほしいです!ファイはちょっとバイオレンスだけど元気いっぱいでな女の子!最初は元気がいい印象が強かったですけど、後半になるにつれて頼り甲斐があってでも守りたくなるような魅力のある女の子であることをたくさん知れてよかったです!

最後に
最高のボーイミーツガールでした!零真似さんのこういう作品が読みたかったんです!2巻もあるんですかね?それともキリがいいのでここで終わり?とにかく零真似さんの作品待ってます!

どんな人にオススメか?
ボーイミーツガールを読みたい方は!幻想的な世界観で描かれる死者とヒトの恋物語は、2人が世界を変えてしまうお話は、読めば必ず心に残る何かがあるはずです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る



著者



零真似



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451855-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より