どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは坂石遊作さんの「最弱無能が玉座へ至る 1 ~人間社会の落ちこぼれ、亜人の眷属になって成り上がる~」です!
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ストーリー A
内容は、様々な種類の異能と様々な種類の種族が共存する世界。15歳になっても能力が発動せずに落ちこぼれ扱いされるケイル。彼はある日、敵に追われる吸血鬼の少女・クレナに出会う。彼女の眷属となったことでケイルはどんな亜人の特性にも適応し眷属ながら最強の力を得るという能力に目覚める!落ちこぼれだったケイルが最強へ上り詰める学園ファンタジーの開幕!とこんな感じです!

〜無能力の落ちこぼれが眷属なら最強?〜
坂石遊作さんの新作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品となります。シンプルかつ王道な最弱が最強になる!という学園ファンタジーでした!面白かったです!
15歳になっても異能が発現せず落ちこぼれ扱いされるケイル。学校では半ばいじめられ、剣姫と呼ばれるほどの異能の持ち主である妹のミュアとも比較され…ケイルの境遇はなかなか厳しいですね…そんなある日、敵に襲われている吸血鬼の少女・クレナに出会うことで運命が変わります!ピンチの彼女を救うために眷属になった(させられた)ことで能力に目覚めます!それは眷属ながら主をも超える能力を手にする力…その力で敵を追い払ったケイルは、転校生として学園にやってきたクレナと再会し彼女の護衛になることに!学園内で繰り広げられるクレナとの賑やかなやりとりは見ていてすごく楽しかったですね!吸血鬼ならではの吸血シーンもグッド!妹のミュアや虎獣人の先輩・アイナ、クレナの護衛のファナといった魅力的なヒロインたちとのやりとりもグッドでした!そして中盤以降はクレナを取り巻く問題へ…クレナは高貴な血筋なのになぜ吸血鬼領から出て学園に通い始めたのか。彼女の故郷で始まる陰謀…ピンチがケイルとクレナに襲いかかりますが、主と眷属、雇い主と護衛、吸血鬼と人間…そんな関係を超えた先にある信頼感でピンチを乗り越えていきます!終盤のバトルシーンも読みやすくいい塩梅で中二心をくすぐるギミックもあったりしてすごく盛り上がりました!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ケイルはクレナのために一生懸命行動している姿がグッドでした!最初は好き好んで眷属になったわけではなかった彼が、クレナの話を聞き彼女を知っていくうちに護衛としてそれ以上の存在として隣で戦うことを決め敵に立ち向かっていく姿は魅力的でした!クレナは女の子らしい可愛さと脆さが魅力的でしたね。ケイルの前では強がって見せたり照れたりしますが、目に見えないところでいっぱい悩んだりしていて…ヒロインとしての魅力抜群でした!その他にも妹のミュア、アイナ、ファナ、クレナを狙う敵など魅力的なキャラがストーリーを盛り上げていました!

最後に
ストレートで面白い最弱から最強を目指す学園ファンタジーでした!巻を重ねるごとに面白くなっていくと思うので続刊楽しみです!

どんな人にオススメか?
学園ファンタジーが読みたい方は!シンプルかつ王道で最弱だった主人公が最強のちからを手に入れてヒロインを一途に守ろうとする姿がグッドです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



最弱無能が玉座へ至る 1 ~人間社会の落ちこぼれ、亜人の眷属になって成り上がる~



著者



坂石遊作



レーベル



HJ文庫



ISBN



978-4-7986-2265-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より