どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは斜守モルさんの「死呪の大陸」です!
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ストーリー A
内容は、唯一絶対の神・ノルが6人の英雄によって殺された世界。平穏な毎日を過ごしていたシキはある日、海岸に流れ着いた不思議な物体に<願い>を託してしまう。その結果、呪いを受けて最愛の弟・ソラを失うことになる。呪いを解いてソラを救うためにシキは呪いについて調べることに。数年後、とある国の暗殺者として過ごしていたシキは処刑間近のエヴィルに出会う。図らずとも彼女を助けたことで共に旅をすることになったシキは立体城塞都市レジナリオである人物と出会うが…とこんな感じです!

〜約束された悲劇を覆す〜
斜守モルさんの新作!実に3年ぶり!「人狼×討伐のメソッド」がめっちゃ好きだったので新作が発売されると知ってめっちゃ楽しみでした!まず言わせてください…

よ、よくも騙したな!

まーじでよくも騙してくれましたね!二回も三回も!二回も三回も!絶対読者が驚く顔想像してニヤニヤしながら書いたでしょ!この展開!クッソ!やられた!
閑話休題。
なかなかこの魅力的な世界観やキャラを説明することは難しいのですが、一つ言えることは圧倒的に面白いファンタジーだということ。最後の1ページまでとことん楽しませていただきました!面白かったです!
まず世界観。これがとにかく魅力的なんですけど、すごく説明しづらいんですよね…ノルという唯一絶対の神がいて、でもその神は堕ちて6人の英雄によって殺され、ノルが世界に残した呪いとその呪いから生まれる死獣が脅威となっている…魔法なんかもあるんですけど、これもとにかく説明しづらいです。ただとにかく読めば溺れるくらいハマること間違いなしの魅力的な世界観です!物語はそんな世界に運びる呪いによって最愛の弟・ソラを失ったシキがソラを救うために旅をする物語になります。前述の騙され要素のせいで軽率にストーリーに言及できないのですが…エヴィルという絶世の<美少女>と出会い、目的が一致したことで2人は立体城塞都市レジナリオで行動を共にすることに。このレジナリオもとにかく設定がヤバイ。かつて囚人たちが収容されていた監獄が何百年という時を経て改築と増築によって作られた街。どこの国にも属せず圧倒的な自由の代わりに自由以外の全てが危ういアンダーグラウンド感。こんなにごちゃごちゃして魅力的な都市はなかなかお目にかかれないですね。そんな街でシキが出会うダクティルという1人の青年。彼との出会いが物語を動かしていきます。最初はソラの呪いを解く手がかりになれば…というところから話はどんどん転がっていき…ダクティルに出会ったあとの展開は本当にすごかったですね…いやとにかく読んでくれとしか言えないっす…ラストのバトルもめっちゃよかったですし満足度の高い最高のファンタジーでした!面白かったです!

キャラ A
キャラは色々語ると確実にネタバレになっちゃうので…とにかく一つ言えるのはシキとエヴィルのバディは最高だってことですね。この2人、絶対前世で夫婦でしたよ。

最後に
斜守モルさんの作品を久しぶりに浴びるように楽しめる最高のファンタジーでした!2巻も出してくれ…頼むぅ…MF文庫J…

どんな人にオススメか?
ファンタジー好きなら!絶対に面白いと確証を持って勧められる作品なので気になった方はぜひ!多くは語れないですし、語りたくないですけど、読んだら黙って僕と握手しましょう!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



死呪の大陸



著者



斜守モル



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-064946-7


表紙の画像は「版元ドットコム」様より