どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは黒杉くろんさんの「冬フェンリルの愛子となった私が、絶望から癒されていく話」です!
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ストーリー A
内容は、上司のミスを押し付けられブラック企業をクビになった藤岡柊(ノエル)。全てが嫌になった彼女は突然異世界へ⁉︎全てが雪に覆われた世界で大精霊のフェンリルに出会い、魔力を失ったフェンリルに代わって冬姫として魔法を使い<冬>を呼ぶことに。そして始まる異世界スローライフ!フェンリルや癒しの力を持つユニコーンと一緒に困っている動物たちを助けたりフェンリルをもふもふする日常が始まる!とこんな感じです!

〜異世界にきたらフェンリルもふもふ!〜
黒杉くろんさんの作品。個人的には初挑戦の作家さん。小説家になろう発の作品で先にコミカライズ、その後本書で書籍化という作品です。マッグガーデンノベルスさんの作品を読むのは久しぶりになっちゃいましたね…相変わらずデザインがすごく良くて…ページ右上のフェンリルマークとか左上の雪の結晶がかわいいのです。社畜のOLが異世界に転移してフェンリルとユニコーンをはじめとしたみんなと優しいスローライフを送るほっこりする作品でした!面白かったです!
ブラック企業で上司の分まで一生懸命働くもミスをなすりつけられてクビになってしまった藤岡柊。疲れ切った彼女がやってきたのは一面白銀に覆われた冬の世界。そこでフェンリルと出会い、愛子になる資格を有していた彼女はエルとして冬を呼ぶ冬姫になります。文章から伝わるエルさんの社畜っぷりはなかなかですね(社畜並感)。しかもIT系っぽいので非常に親近感を覚えます。わーい仲間。閑話休題。春のためには冬が必要でその冬を呼ぶのはフェンリルの仕事。しかし色々あって冬を満足に呼べないフェンリルの代わりにエルが冬を呼びます。こうしてエルは冬姫となり、そしてフェンリルの愛子となり共に暮らしていくことに。冬が来なかったせいで不調な雪山の動植物をケアしたり、フェンリルをサポートするユニコーンのグレアに文句を言われながらも順調に愛子として成長していくエル…辛かった社畜の日びを忘れてもふもふなフェンリルに癒されて元気にエルの姿は微笑ましいですね。そして冬が訪れたことで王国から使者がやってきます。本来王国の姫がなるはずだったフェンリルのサポート役にエルがなってしまったことで一波乱…かと思いきや王子のクリストファーも姫君のミシェーラもうごくいい人そうで…みんなでお話ししたり雪山を満喫したりと見ていてすごく楽しそうでした!終盤ではエルがブラック企業の記憶をフラッシュバックさせたり、怪物が現れたりとちょっと大変なこともありましたがグレアやフェンリルがしっかりと問題を解決してエルを守ってくれていました!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
エルこと藤岡柊(ノエル)はブラック企業の元社畜。この社畜感嫌いじゃないです。本人は嫌でしょうが…でも疲れ切った日々にさよならして異世界でもふもふなフェンリルとちょっと厳しい?けどエルのことをしっかり考えてくれるユニコーンのグレアとともに楽しそうなエルは見ていて楽しかったですね。優しくて懐の広いフェンリル、ちょっと厳しい?ユニコーンのグレア、そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
社畜だったエルが異世界で幸せそうな暮らしを送るいいスローライフものでした!面白かったので続きがあるなら読んでみたいですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
スローライフ、もふもふ、優しいファンタジーが好きな方は!エルがフェンリルと出会い愛子となり徐々に元の世界の辛いことを忘れて癒されていく姿は見ていて楽しいです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



冬フェンリルの愛子となった私が、絶望から癒されていく話



著者



黒杉くろん



レーベル



マッグガーデンノベルス



ISBN



978-4-8000-1017-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より