どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは鈴木大輔さんの「育ちざかりの教え子がやけにエモい3」です!
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前巻の記事↓ストーリー A
内容は、ひなたとのキスを経て季節は夏へ。夏休みといえば青春な中学生のひなたたち。だが彩夏とひなたは池袋でのスカウトをきっかけに芸能界に足を踏み入れようとしていた。エキストラで参加することになった映画の撮影。そこでひなたはまたしてもトラブルを起こし…一方その頃、達也はかつて終わってしまった明日香との関係に結論を下し…とこんな感じです!


〜芸能界は怖いところ?〜
シリーズ第3弾!相変わらずひなたがエモくて担当編集の岩浅さんが心配になりますね…なんで岩浅さんの担当作品はこれほどまでにあとがきに岩浅さんが登場するのでしょうか…閑話休題。今回もひなたが中学生とは思えない一面が魅力的でエモかったです!
前巻のラスト。ひなたとの衝撃?のキスを経て変化が生まれようとしていた達也とひなた。でもやっぱり達也は大人で、ひなたは大人びているだけの子供なんですよね。そこに決定的な差があって埋まらない。楽しい会話の裏でそんな関係性が見えてしまうのもまたエモい。エモいんですかね…夏休みに入り海行ったりなんかの青春を前に映画のエキストラとして撮影に参加することになった彩夏とひなた。2巻のスカウトは伏線でしたか…そしてそこで当然のように問題を起こすひなた。やっぱり只者じゃないですね。でもそれが彼女の生まれながら持っている輝きなのがまた…なんでひなたが急に女優を目指し始めたかという理由もすごく納得してしまって、大人たちが笑っているのにもすごく納得しているのに、あぁひなたは全然笑ってなくて本気で真剣にそうおもっているんだなというのが彼女らしさの全てですね。最後にまた一波乱ありつつ今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ひなたは本当に真っ直ぐに頑張ってますね。でも大人びた中学生という属性だけは変わらなくて、大人の達也との差が絶対的に埋まらない。それがすごく青春でエモい。彩夏は今回緩衝材というかあらゆる事象のクッションでしたね…いや本当によく頑張ったと思います…達也は色々決めちゃったんですけど、きっとひなたに歩む道を修正させられるんでしょうね…

最後に
今回も大人びているひなたが魅力的で芸能界に挑むストーリーもグッドでした!4巻もまだまだ波乱の夏が続くと思うので続刊楽しみにしてます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



育ちざかりの教え子がやけにエモい



著者



鈴木大輔



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451885-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より