どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは神戸遥真さんの「声が出なくなったので、会社を辞めて二人暮らし始めました。」です!

仕事のストレスが原因で声が出なくなり会社を辞めた絵麻。ルームシェアしていた友達も結婚を機にいなくなり、祖母の残した家でずぼらな引きこもり生活を送っていた。そんなある日、ルームシェアをしていた友達の弟だという空が現れる。絵麻の生活っぷりを見て呆れた空は半ば強引に一緒に暮らすことになる。空の料理や絵麻のお世話により改善されていく生活。そしてお互いに惹かれあっていく2人。だが空はある秘密を抱えていて…
神戸遥真さんの新作。個人的には初挑戦の作家さんです。書店で一目惚れして買ってみました。ダメダメな絵麻が空のおかげて少しずつ輝きを取り戻していく過程が印象的な温かな恋愛ものでした。面白かったです。
仕事のストレスが原因で声が出なくなってしまった絵麻。仕事をやめて引きこもりでズボラな生活をしていたところに現れたのは空という青年。ルームシェアをしていた友達の弟だという彼は絵麻の引きこもり生活を見て半ば押し切るように同居を始めることになります。
序盤は絵麻のダメダメさ、空くんの強引さが印象的でしたね。元彼は浮気性のクソ男で、仕事もいらないものをいっぱい抱え込んでしまって、ルームシェアをしていた友達がいなくなったためズボラな引きこもり生活…そんな絵麻のダメさを目の前にして一緒に暮らことを提案する空。空くんも20代後半なのになかなか強引なことしますよね…そして絵麻が断れず二人暮らしが始まります。
絵麻と空の二人暮らしは最初はダメダメな絵麻を空がどんどん改善していくことから始まります。ゴミだらけの部屋を掃除したり、生活リズムを整えたり、空が作る美味しいものを食べたり…空のお世話の甲斐あって絵麻はどんどん元気になっていきます。声は出せないままですが、付箋を使って筆談でコミュニケーションをとる姿はどこか愛おしかったです。
物語が進むと絵麻と空だけではなく、彼女たちのことを温かく見守ってくれる人が増えます。元同僚の柚葉、近所で出会った女の子の京花ちゃん、近所に住むおばあちゃんのチエさん。みんな何かを抱えながらも絵麻と空のことを受け入れてくれて、反対に絵麻と空も彼女たちのことを受け入れる。ちょっとしたお茶の時間やおしゃべりで生まれる優しい空間や会話が印象的でしたね。
一方、生活が改善されてどんどん可愛くなっていく絵麻さん。空くんのことが好きになり、空もまた絵麻のことが…この2人の甘いやりとりは見ていて微笑ましいですね。いつもは空くんに何かとキツいことを言われがちな絵麻が、空に好きと伝えて空くんが照れるところとか本当に尊いです。
終盤は空の秘密が明らかになりちょっとしたピンチに。でも絵麻と空が二人暮らしで築きあげた絆でピンチを乗り越えてチャンスに変えてしまう。そんな2人がとても絵麻と空らしくて、彼女たちの幸せを願わずにはいられません。
最後の1ページまで愛おしく温かな二人暮らしを楽しませていただきました。機会があれば神戸さんの他の作品も読んでみたいです。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
さて、今回紹介するのは神戸遥真さんの「声が出なくなったので、会社を辞めて二人暮らし始めました。」です!

仕事のストレスが原因で声が出なくなり会社を辞めた絵麻。ルームシェアしていた友達も結婚を機にいなくなり、祖母の残した家でずぼらな引きこもり生活を送っていた。そんなある日、ルームシェアをしていた友達の弟だという空が現れる。絵麻の生活っぷりを見て呆れた空は半ば強引に一緒に暮らすことになる。空の料理や絵麻のお世話により改善されていく生活。そしてお互いに惹かれあっていく2人。だが空はある秘密を抱えていて…
神戸遥真さんの新作。個人的には初挑戦の作家さんです。書店で一目惚れして買ってみました。ダメダメな絵麻が空のおかげて少しずつ輝きを取り戻していく過程が印象的な温かな恋愛ものでした。面白かったです。
仕事のストレスが原因で声が出なくなってしまった絵麻。仕事をやめて引きこもりでズボラな生活をしていたところに現れたのは空という青年。ルームシェアをしていた友達の弟だという彼は絵麻の引きこもり生活を見て半ば押し切るように同居を始めることになります。
序盤は絵麻のダメダメさ、空くんの強引さが印象的でしたね。元彼は浮気性のクソ男で、仕事もいらないものをいっぱい抱え込んでしまって、ルームシェアをしていた友達がいなくなったためズボラな引きこもり生活…そんな絵麻のダメさを目の前にして一緒に暮らことを提案する空。空くんも20代後半なのになかなか強引なことしますよね…そして絵麻が断れず二人暮らしが始まります。
絵麻と空の二人暮らしは最初はダメダメな絵麻を空がどんどん改善していくことから始まります。ゴミだらけの部屋を掃除したり、生活リズムを整えたり、空が作る美味しいものを食べたり…空のお世話の甲斐あって絵麻はどんどん元気になっていきます。声は出せないままですが、付箋を使って筆談でコミュニケーションをとる姿はどこか愛おしかったです。
物語が進むと絵麻と空だけではなく、彼女たちのことを温かく見守ってくれる人が増えます。元同僚の柚葉、近所で出会った女の子の京花ちゃん、近所に住むおばあちゃんのチエさん。みんな何かを抱えながらも絵麻と空のことを受け入れてくれて、反対に絵麻と空も彼女たちのことを受け入れる。ちょっとしたお茶の時間やおしゃべりで生まれる優しい空間や会話が印象的でしたね。
一方、生活が改善されてどんどん可愛くなっていく絵麻さん。空くんのことが好きになり、空もまた絵麻のことが…この2人の甘いやりとりは見ていて微笑ましいですね。いつもは空くんに何かとキツいことを言われがちな絵麻が、空に好きと伝えて空くんが照れるところとか本当に尊いです。
終盤は空の秘密が明らかになりちょっとしたピンチに。でも絵麻と空が二人暮らしで築きあげた絆でピンチを乗り越えてチャンスに変えてしまう。そんな2人がとても絵麻と空らしくて、彼女たちの幸せを願わずにはいられません。
最後の1ページまで愛おしく温かな二人暮らしを楽しませていただきました。機会があれば神戸さんの他の作品も読んでみたいです。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
書籍情報
表紙の画像は「版元ドットコム」様より
タイトル | 声が出なくなったので、会社を辞めて二人暮らし始めました。 |
著者 | 神戸遥真 |
レーベル | メディアワークス文庫 |
ISBN | 978-4-04-913641-8 |