どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは牧野圭祐さんの「月とライカと吸血姫6 月面着陸編・上」です!
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5巻の記事↓
星町編の記事↓
ストーリー A
内容は、停滞気味の宇宙開発を隠蔽するための無茶な計画のせいで死んだミハイル。レフたちはミハイルの死を無駄にしないために、かつてコローヴィンが極秘に記した共和国と連合王国の共同計画を世界に暴露した。レフたちの思惑通りにゲルギエフは連合王国との共同計画を宣言。全4段階に及ぶ計画がスタートする。失敗すれば即計画は中止という厳しい条件の中、レフとイリナは連合王国へ。バートとカイエは共和国へと向かうことに…とこんな感じです!


〜月への道は開かれて〜
シリーズ第6弾!星町編も入れるとシリーズ合計では7冊目になりますね。まず言わせてください…アニメ化おめでとうございます!こんなに!こんなに嬉しいアニメ化はあと10年はないです!あぁ…レフがイリナがアニメで動く姿が見られるなんて…アニメ化発表を見た時は半年ぶりくらいに涙しました…本当に生きててよかったです…アニメ化を糧に日々の残業頑張ります(真顔)
閑話休題。
今回は上下巻の上巻、内容としては計画の序盤から中盤ということもあり、次巻に向けた準備といった印象が強かったですね。それでも久しぶりにレフ、イリナ、バート、カイエに会えてそれだけですごく嬉しいですし、共同計画のお話はすごくワクワクしますしレフたちが連合王国で、バートたちが共和国で訓練したり研究したりする様子を楽しませていただきました!面白かったです!
物語はレフたち共和国側の視点とバートたち連合王国側の視点で進んでいきます。レフたち視点では、コローヴィンが極秘に記した共同計画がついに実現に向けて動き出す中、人類最初の月面着陸をする宇宙飛行士にレフが任命されます。そしてイリナは彼とともに宇宙船に乗り込むことに。連合王国のコンピューターを積んだ宇宙船に乗るために彼らは連合王国で訓練を行うことに。レフたちのお話ではまずなんといってもローザですよね…いやもう本当によかった…彼女の元気な姿を予想外に嬉しい姿も見れて本当に大満足です…はちゃめちゃに幸せになってほしいです…そして連合王国へに向かったレフたちに待ち受けていたのは過酷な訓練。肉体的なものは共和国でも体験していたとはいえ、共和国では完全自動だった宇宙船の操縦を行うことになります。イリナの最初の事故っぷりはなんか笑えない感じで壮絶でしたね…イリナは強い子なのでできると信じています(後方父親面)。一方のバートたちは共和国の宇宙船に連合王国のコンピュターを積むために共和国へ。連合王国とは異なる不自由さを感じながら、そして共和国と連合王国の不仲さを肌に感じながらも計画を成功させるために奮闘していきます。共和国側との会議ではカイエさんがかなりの胆力を発揮していましたね…そしてバートはそれをうまく支えていましたね…月に見守られていい雰囲気でこの2人は心配なさそうですね。この2人も大好きなので計画はもちろん、お互いの幸せもちゃんと掴んでほしんですね…まだまだ上巻ということもあり準備という印象もありましたが、それでも共同計画が始まり最高にワクワクさせてくれるお話でした!面白かったです!


キャラ A
イリナの酔った姿が見られたのでもう僕は満足です。でも今回のイリナはちょっと陰りがある表情が目立ったので…レフはしっかりしてくれよ…という気持ちでいっぱいです…そんなレフもイリナのことはありつつも共和国の宇宙飛行士代表として連合王国では堂々とした振る舞いを見せてくれましたね。レフなら必ず月面着陸に成功すると信じています!バートはかつての頼りない印象からは一変。カイエを支える唯一無二の存在になっていましたね。計画が終わるまでお願いします。カイエさんは今回かわいい姿を見せてくれることが多かったですけど、技術面ではしっかり共和国の信頼を勝ち取っているようで安心です。下巻でも頼もしい姿を期待したいです!

最後に
上下巻の上巻ということもあり、最高の盛り上がりは7巻になるかと思いますが上巻でこれだけワクワクさせてもらったので期待してます!そう遠くない未来に7巻も出るようなので発売楽しみにしてます!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



月とライカと吸血姫6 月面着陸編・上



著者



牧野圭祐



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451886-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より