どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは暁佳奈さんの「春夏秋冬代行者 春の舞 下」です!
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前巻の記事↓
ストーリー AA
内容は、賊によって誘拐された秋の代行者を救うべく動き出した雛菊たち。夏の代行者、冬の代行者、そして秋の代行者の護衛官と協力しながら秋の代行者の誘拐先を見つけるべく奮闘する。雛菊の誘拐から止まっていた時が、雛菊、さくら、狼星、凍蝶の間で動きだしていく。果たして雛菊たちは秋の代行者を救うことができるのか…とこんな感じです!


〜秋の代行者奪還へ〜
シリーズ第2弾!同時刊行された上下巻の下巻になります。
まず言わせてください…
素晴らしい


最高ですね。それしかないです。どうしてこの物語はこんなにも心を震わせて文章の全てが確かな質感を持って最高の読書体験を与えてくれるんですかね…雛菊たちの物語の全てが、目に映る景色全てが、すべてが愛おしくてたまらないです。上巻に続き最高の読書体験でした。最高に面白かったです!
まず序盤。上巻の続きからではなく、雛菊とさくらの過去が描かれます。やっぱりこの2人の物語は読んでいて胸にきますね…嫌われるべくして嫌われた2人。春の里で孤立し、運命に導かれるようにして出会った2人が引き離され、そして再び出会うまでが描かれます。2人の過去は読むだけで辛くなるのに、それはきちんと受け止めなければならないという使命感的な何かでじっくり読んでしまうんですよね…さくらの叫びはあんなにも痛いのにどうしても目が離せないんですよね…そして始まる秋の代行者・撫子の奪還作戦。雛菊が誘拐された時とは異なり四季の代行者と護衛官が協力しながら撫子を取り戻すべく賊と立ち向かうことに。竜胆さんにはとことん惚れましたね…上巻では大切にしているとはいえ、どうしても面倒に思っている場面がありましたが本当に自分の人生全てを賭けて守ろうとしている姿が印象的でした。中盤以降、撫子奪還作戦は予想外の事態を巻き起こしながら進んでいきます。裏切りや賊側の物語、そして雛菊、さくら、狼星、凍蝶を取り巻く過去と今。許す/許さない。好き/嫌い。そんな相反する感情の中で4人は空白だった10年間を、そして新たな関係を築きあげていきます。個人的には凍蝶が電話でさくらと会話するシーンが好きなんですよね…アレは本当にグッときてしまって電車の中で読んでいて大変なことになりました…あとやっぱり賊たちのお話も語らずにはいられないですよね…賊とはいえ雛菊の人生の半分以上である奴らの過去をあんな風に見せられると彼らが正義の立場でないとわかっていても、やっぱり人間として彼らが救われる道がないのかなと考えてしまいます…ラストはこの上なく素晴らしく、そして美しい。美しくも悲して切ない。全てが最高の物語でした!最高に面白かったです!

キャラ A
雛菊は序盤で過去の見せられてしまうと今の雛菊を見て何も思わずにはいられないですよね…ずっと苦しかった彼女が賊に対して勇敢に立ち向かい、ラストであんな表情を見せてくれる。本当に最高です。さくらははちゃめちゃに好きでしたね…過去の話もそうですし、なんだかんだ言っても凍蝶からの電話であんな反応をしてしまうところが愛おしくてたまらないです。ずっと幸せでいてほしいです…狼星と凍蝶のコンビは相変わらず最高でしたね!無力だった過去を乗り越えて、雛菊とさくらのために、そして秋の代行者のために力を振るう…とても魅力的でした。竜胆もはちゃめちゃに良かったですね…クールぶっていた印象があったんですけど、撫子のためにこんなに熱くなれて、夏の代行者たちも認める戦闘でのあのカッコよさ。惚れぼれしちゃいます。最高の王子様でした。

最後に
下巻も最高でした。こういう作品に出会うためにライトノベルを読んでいるんだと改めて強く思いました。すごく綺麗な終わり方をしているのですが、まだまだシリーズは続くと勝手に思っています…今回は上下巻で春のお話だったので夏秋冬が残っていますし…どんなお話になるかはわからないですけど読みたいですね…続刊待ってます…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



春夏秋冬代行者 春の舞 下



著者



暁佳奈



レーベル



電撃文庫



ISBN



978-4-04-913753-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より