突発的に雑談。
タイトルの通り面白さ以外で記憶に残っているラノベの話をする。こういう話になるとどうしてもつまらなかったラノベの話になってしまいがちなので、つまらなかったラノベについては扱わない。ちなみに面白かったラノベについて扱うわけでもないのでそこはお願いします。

まずここ1年で一番記憶に残ったのは「時給12億円のニート参上! 使っても無くならない財布を拾ったけど、お金の使い方が分かりません」という作品だ。おそらくこの記事を読んでいるコアなラノベ読みも「?」という作品だと思う。



この作品の何が印象に残っているのかというと、主人公が異世界ではなく現代日本でいくらでもお金を増やせる財布で大金持ちになるという極めて俗な(というと語弊があるか…)ストーリーだからだ。主人公はいくらでもお金を増やせる財布を拾いドンドンインフレする豪遊を楽しむ。最初はラーメンにトッピングをたくさん乗せるだったのが、キャバクラで豪遊をして、これまで買えなかったような服を買い、お金にものを言わせて様々な美少女を助ける。異世界に行かないで無双という設定は強烈に印象に残っている。

次にラノベで初めてコロナが登場した(と観測範囲内では思っている)「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?7時間目」も印象に残っている。最も作中ではコロナという直接な単語は使われていないが、ある登場人物が流行りの風邪にかかったと描写されている。



もちろんインフルエンザなどの可能性もなくはないが、話の流れ的にコロナだと思われる。
ちなみに最終巻でもある登場人物が風邪にかかるのだがこちらは普通の風だと思う。

単純に衝撃を受けた作品なら「ラン・オーバー」は外せない。イジメに対する復讐という黒い感情を最大限に前面に押し出したストーリーはもちろん、衝撃的なラストは今でも痛烈に印象に残っている。少なくとも○○○をしている作品を、ラノベではこの作品しか知らない。



あとついに直されなかった公式サイトのあらすじの誤字という意味でも記憶に残っている。なおしてあげて…

あと本当に色んな意味で記憶に残っているのは「アルカディア=ガーデン」という作品だ。ラノベ読み歴7、8年の人はタイトルを見て「あっ」と思うはず…



この作品というか、理想郷プロジェクトについては言いたいことが多すぎて言い切れない。それは当時もそうだし、今もそう。でも大成功にはきっとならなかったのかなとか、大成功していたのならというIFストーリーが無限に思いつく。

「電波女と青春男」は初めて読んだラノベのラブコメ作品だった。正確には青春ラブコメか。入間人間さんの作品はみーまーから入ってそのストーリーに魅了されたタイプなので「電波女と青春男」のストーリーがそれとは異なりすぎて衝撃を受けた覚えがある。



入間人間さんの作品は久しく読んでいないが(「やがて君になる 佐伯沙弥香について」は読んだがオリジナルは「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん11 ××の彼方は愛」以来未読)やっぱり青春のバイブルの一つだなと思い返す。


ラノベか?という疑問符はつくと思うが「プラスティック・メモリーズ ーHeartfelt Thanksー」というアニメプラメモのノベライズもまた強烈に記憶に残っている。

https://bookwalker.jp/de67d6024b-795f-401c-98c2-13541590bb64/?acode=B35nbYPe

元々アニメがすごく好きだった作品で、ノベライズが出ると聞いてそれから何度か延期をしてようやく発売され、そして読んでみるとめちゃくちゃに面白くてノベライズというとこの作品が最高傑作だと今でも揺るがずにいえる。

あとこんな作品いいんだと思ったのが「僕の地味な人生がクズ兄貴のせいでエロコメディになっている。」



クズで絶倫な兄の悪霊がとりつき教え子たちとエロいことしまくるという作品なのだが、妙なリアル感とかクズさとかがすごく印象に残っている。赤月カケヤさんの作品はすごく好きなのでまたこういう系の作品も読みたいなーと思ってしまう。

と7作品を紹介してみた。面白くてもつまらなくても、それとは違うベクトルで印象に残っている作品というのが誰にでもあると思う。そんなお話でした。