どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは午前の緑茶さんの「俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい 1 ~バイト先の相談相手に俺の想い人の話をすると彼女はなぜか照れ始める~」です!
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ストーリー A
内容は、本を読むのが生きがいな田中湊は本の買いすぎでお金に困っていた。アルバイト禁止の学校に通っており、バイトしていることがバレるのが怖かった湊は友人の勧めもあり変装してバイトをすることに。バイト先で柊玲奈という同世代の女の子に仕事を教わりながら順調に仕事をこなしていた。そんなある日、学校一の美少女である斎藤玲奈の生徒手帳を拾い彼女に届けたことで湊と彼女の交流が始まる。同じ本好きとして本の貸し借りを通して距離を縮めていく二人。そんなある日、斎藤玲奈は実は柊玲奈でバイト先で面倒を見ている田中湊が学校で本の貸し借りをしている田中湊と同一人物だということに気づき…とこんな感じです!

〜文学少女と文学少年の両片想いですれ違い〜
参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品。作者の午前の緑茶さんはこの作品がデビュー作のようですね(そして99年生まれはお若い…)両片思いな無自覚系ラブコメとしてめっちゃ楽しく読ませていただきました!面白かったです!
本好きゆえに本をたくさん買ってしまい金欠な湊。アルバイト禁止の学校でバイトをしていることがバレるのが怖い彼は友人の勧めもあり変装してバイトをすることに…普段は陰キャなのに髪整えるとイケメンはズルいっすね…バイト先では同年代の女の子である柊玲奈に仕事を教わりながら働きます。時同じくして、学校一の美少女と言われる斎藤玲奈の生徒手帳を拾ったことをきっかけに同じ本好きとして彼女との交流が始まります。学校での湊と玲奈の関係はめっちゃよかったですね…文学少女と文学少年らしい本を通じて距離感を縮めていく過程がなんともいえないです…そしてある日、玲奈はバイト先の田中湊が学校で本の貸し借りをする田中湊と同一人物だということに気づきます。ここからがこの作品の本番でしたね!湊は学校の斎藤玲奈とアルバイト先の柊玲奈が同一人物だと知らず、玲奈は学校で本の貸し借りをする田中湊がバイトで一緒の田中湊と同一人物だということを知っている。この関係本当に最高ですね!しかも湊は玲奈が同一人物だということを知らないので斎藤玲奈のことを柊玲奈に相談したり…そして悶える玲奈さんが最高…終盤の誕生日プレゼントのシーンは地味ながら盛り上がりましたね!とにかく湊と玲奈の距離感が、関係が最高なラブコメでした!面白かったです!

キャラ A
湊はぶっきらぼうなところもあるんですけど、本好きで玲奈を過剰に女の子として見ないところがいいですね。彼女がそういうのを嫌っているから配慮しているということがよく伝わってきます。玲奈は学校では孤高の美少女で文学少女という感じですが、バイト先では頼れる先輩で、そして湊のことになるとめちゃくちゃ女の子で…これは惚れます…

最後に
めっちゃ面白い文学少年と文学少女の両片思いな無自覚系ラブコメでした!2巻は秋に発売ということで今から楽しみですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
両片思い、無自覚系ラブコメという言葉にピンときた方は!とにかく湊と玲奈の関係がグッド!玲奈だけが学校で本の貸し借りをする湊がバイト先の湊だと見抜いているのもいいですし、徐々に縮まる二人の距離感が最高です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい 1 ~バイト先の相談相手に俺の想い人の話をすると彼女はなぜか照れ始める~



著者



午前の緑茶



レーベル



HJ文庫



ISBN



978-4-7986-2532-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より