どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは都神樹さんの「勇者パーティを追い出された器用貧乏 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~」です!
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ストーリー A
内容は、勇者パーティに所属するも勇者のオリヴァーにより追放されてしまった付与術士のオルン。元々本職の付与術士ではない彼がその器用貧乏さゆえに身につけた付与術士の能力はオリヴァーたちに不要と判断されてしまったのだ。ソロで活動を再開することになったオルンは付与術士をやめ剣士として活動を再開することに。そして迷宮で仲間に見捨てられた少女・ソフィアを助けたことで、勇者パーティに次ぐ実力2位の夜天も銀兎の活動を手伝うことになるが…とこんな感じです!

〜追放された付与術士が実は〜
都神樹さんの新作!個人的に初挑戦の作家さんですね!あと何気にKラノベブックスさんの作品も初めてですね…王道なパーティ追放ものでしたが迫力のあるバトルシーンや丁寧な展開が好印象な作品でした!面白かったです!
パーティメンバーにバフをかけるという軽く見られがちな付与術士。元々本職の付与術士でない上に他の付与術士を比べるとどうしても純粋な能力で劣るオルンは、自身が所属する勇者パーティーを追放されてしまいます。導入の追放シーンはTHE追放もの!という感じで個人的には好きでしたね!そして個人で活動を再開することに。しかし個人での活動再開直後にパーティメンバーによって囮とされ見捨てられた少女ソフィアを助けることに。ソフィアは勇者パーティに次ぐ実力2位として君臨する夜天の銀兎というパーティに所属していて、成り行きから夜天の銀兎の活動を手伝うことに…ソフィアとの出会いや夜天の銀兎の活動を手伝うことになるまでの過程はすごくテンポよく描かれていてすっと物語に入っていくことができましたね!そして始まる迷宮探索!オルンはソフィアたち新人に迷宮を攻略させるという教導探索という探索でソフィアのパーティのサポートを務めることに。最初はオルンの実力はどうかな…?と思っていたのですが…ただの器用貧乏ではない彼の能力がどんどん明らかになっていきましたね。特にオルンを追放した勇者パーティたちをがピンチに陥ることでオルンの強さが際立っていました!終盤のハプニングも難なく乗り越えていくオルンはすごくかっこよかったですね!バトルシーンもグッド!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
オルンは器用貧乏と言われ勇者パーティを追放されてしまった少年。しかし物語が進につれて彼が只者ではないことが明らかにされていきます!こういう風にお話が進むにつれて魅力が増していく主人公いいですよね!その他のキャラは物語自体まだ序盤ということもあり、個々の登場シーンは少なかったですがソフィアをはじめ魅力的なキャラが多かったです!

最後に
王道の追放ものでした!迫力あるバトルシーンや丁寧な展開が好印象でした!10月からコミカライズも開始ということで期待されていますね!2巻も楽しみにしています!ちなみにコミカライズを担当されるのが僕のブログのヘッダーイラストを描いてくださったよねぞうさんということで個人的にコミカライズはすごく楽しみしてます…!

どんな人にオススメか?
王道の追放ものを読みたい方は!すごく丁寧にオルンの物語が描かれていて追放ものとしての魅力もギュッと詰まっています!オルンの本当の力が徐々にあかされていくのもグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



勇者パーティを追い出された器用貧乏 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~



著者



都神樹



レーベル



Kラノベブックス



ISBN



978-4-06-524906-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より