どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは綾里けいしさんの「霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない」です!

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ストーリー A
内容は、かみさまという存在を崇め奉り利用することで生きる藤咲という家。そんな家に生まれかみさま候補として育てられながらも、神様になれなかった藤花は従者である藤咲朔と共に猟奇事件を調査する霊能探偵として活動していた。かみさまになれなかった藤花はその異能を使い、猟奇事件の裏に隠された秘密に触れていくが…とこんな感じです!

〜少女が見つめるのは死〜
綾里けいしさんの新作!あとがきによると綾里さんのデビュー作である「B.A.D」を本歌取りしつつ新しいお話を構築しているとのことで、結構気になっている方も多いのではないでしょうか。ちなみに僕はそちらは未読です…
閑話休題。
現代日本を舞台にオカルティックというより伝奇的な雰囲気が漂う作品として楽しく読ませていただきました!面白かったです!
お話の構成としては連作短編形式で物語が進んでいきます。幕間で藤花と朔の出会いや過去が描かれ、各章で奇妙な事件を解決する2人が描かれます。奇妙で、しかしどこか美しい事件に翻弄される業深い人々とそれを暴く藤花。そしてそのサポートをする朔。人の死に、存在しない霊的な存在に、異能に魅せられた人々が起こす事件の動機や結末はじわじわと効いてくるような不思議な読後感があります。とはいえ常に奇妙な事件に触れているわけではなく、藤花たちの楽しげな日常も描かれます。かみさまになれず本家を追い出され、朔のアパートで一緒に暮らすニートな藤花。そんな彼女が時にはアグレッシブに(食事の時だけ)時には駄々をこねて朔と困らせる姿は見ていて楽しかったですね!個人的には第4話にあたる人魚姫の恋というお話がめちゃくちゃ好きでした!人の望みは必ずしもその人の願った形で成就するとは限りませんよね…最後まで楽しく読ませていただいました!面白かったです!

キャラ A
朔は藤花の従者として頑張る普通の男の子。わがままな藤花に振り回されながらも頑張る朔の姿は思わず応援したくなりますね!藤花は不思議な力を持つ元かみさま候補の女の子。事件を解決するときの圧倒的な存在感と普段のダメニート感のギャップがグッドでした!

最後に
現代を舞台にした伝奇ものとして楽しく読ませていただきました!綾里さんのTwitterで2巻も決定したとお知らせがあったのでこれからの2人の活躍がますます楽しみですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
オカルトや伝奇が好きな方は!猟奇事件を調査する朔と藤花のやりとりや、猟奇事件の裏に隠された真実は読んでいてワクワクします!日常パートも楽しいです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない



著者

綾里けいし



レーベル

ガガガ文庫

ISBN

978-4-09-453042-1
表紙の画像は「版元ドットコム」様より