どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは両生類かえるさんの「海鳥東月の『でたらめ』な事情」です!

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ストーリー B
内容は、あまりにも美しすぎるクラスメイトの奈良芳乃。そんな彼女が海鳥東月に鉛筆が盗まれたことを相談する。あまりにも奇妙な鉛筆泥棒に違和感を覚える奈良。そんな彼女の鉛筆を盗んでいたのは実は海鳥東月だった。彼女が鉛筆を盗んだ衝撃の事実が明かさられると共に、東月の前にでたらめちゃんというネコミミパーカーの女の子が現れる。彼女は嘘から具現化した存在で嘘を食べることで生きているという…彼女に協力することになった東月は嘘に関する奇妙な事件に巻き込まれることに…とこんな感じです。

〜かわいい嘘〜
第17回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞受賞作!発売前からTwitterでかわいい宣伝に注目していましたが…あまりにも西尾維新フォロワーすぎて面白い以前に開幕10pで食傷気味でした。ごめんなさい。僕には合わなかったです。
まず序盤。鉛筆泥棒に関する会話が東月と芳乃の間で延々に繰り返されます。確かに言葉選びは面白いですし、会話も楽しい。でもぶっちゃけあまりにも西尾維新フォロワーで…正直これなら西尾維新さんの作品を読めばいいよねって感じです…物語にしてもキャラにしてもそうで、この作品この作者さんの存在ってどこにあるんだろう…と読んでいてひたすら迷子でした…ただつまらないわけではなくて、文章も読みやすいですし会話も楽しい。ストーリーもきっと悪くない。だからこそ徹底して西尾維新フォロワーなのが余計に気になりました。西尾維新風ならいいですけど、完全に西尾維新味ですからね…個人的はそこがひたすら微妙で楽しめなかったです。

キャラ B
西尾維新さんが自作のキャラをMF文庫Jナイズしたらこんな感じっていうことを登場人物是認が喋ります。もちろん見ていて面白いですが、そうじゃないなー感がひたすら続いていました。

最後に
個人的にはつまらなくはないのですが、西尾維新味の作品でひたすら微妙でした。続刊は出ても買いません。

どんな人にオススメか?
西尾維新フォロワー作品が好きな方は買えばいいのなかと…個人的にはあまりオススメはできません。気になる方は試読のうえで。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

海鳥東月の『でたらめ』な事情



著者

両生類かえる



レーベル

MF文庫J

ISBN

978-4-04-680912-4
表紙の画像は「版元ドットコム」様より