どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは入間人間さんの「私の初恋相手がキスしてた」です!

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ストーリー A
内容は、星高空の家に突然居候することになったフワフワした女性とその娘の水池海。狭い家の狭い高空の部屋にいる海のことをなんとなく気に食わない高空。しかも彼女は時々夜にふらりと出かけていて…どうしても海のことを放っておけない高空と、高空が知らない秘密を抱えた海の青春が始まる…とこんな感じです!

〜居候の少女に〜
入間人間さんの新作!入間人間さんの作品自体は「やがて君になる」のスピンオフ以来ですけど、オリジナルだとみーまーi以来ですかね…?ひさしぶりの入間人間節をとことん楽しませていただきました。お話としてはどこか退廃的な百合青春ものといった感じで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。海の母親と海が高空の家に転がり込んでくるシーンから物語は始まります。かなり突然な始まり方ですが、入間人間さんの文章ですっと物語に入っていけるのでこの辺りは流石といった感じですね。突如居候することになった不純物である海とどう接すればいいかわからず、また海自身も何を考えているかわからず夜に出かけたりしているため二人の間には常に微妙な空気が流れています。でもこの微妙な空気感が物語をしっかり形作っているのがまたすごいんですよね…中盤以降は物語の視点は海へと移っていきます。海が夜に出かけてあっているのはチキさんという海のことを買う女性。ホテルでヤったり、勉強したり、時々一緒にご飯を食べたりする二人の関係は買う/買われる以上のものがあり…普通ではない環境で育った海と何もかも恵まれているであろうチキさんとの距離感が凄まじくいいんですよね…物語は終盤でまた動きだして海が夜に出かけて何をしているか突き止めようとした高空との間にいざこざが…高空と海の間が埋まりそうで埋まらない距離感が本当にたまらないです…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
高空はなんだかんだで海のことが気になっている女の子。優しいのに不器用でそれが海に伝わっていないのが、海と噛み合わせの悪いコミュニケーションをしている時の感情がめちゃくちゃ好きです。海はちっちゃくて顔が良くておっぱいが大きい女の子。チキさんという女性に買われてそのお金で生きている女子高生。過去とか色々抱えているものとか、そういうのがとにかくグッと刺さりますね…チキさんも悪い大人のくせに魅力的で困っちゃいます。

最後に
退廃的な青春百合として楽しく読ませていただきました!どうやら3巻完結で次もそう遠くないうちにでるとのことですので楽しみですね!2巻待ってます!

どんな人にオススメか?
退廃的な青春ものが好きな方は!高空と海の絶妙に噛みわない関係と、高空の知らない海。そしてチキさんに買われることで生かされている海の日常が刺さります。3巻で完結予定で手に取りやすいと思うので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

私の初恋相手がキスしてた



著者

入間人間



レーベル

電撃文庫

ISBN

978-4-04-914138-2
表紙の画像は「版元ドットコム」様より