どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはかみやさんの「召喚士が陰キャで何が悪い」です!

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ストーリー A
内容は、ゲームのような異世界と現実を行き来できる世界。陰キャな藤間透はリア充を忌み嫌い、1人でコツコツと異世界を攻略していた。そんなある日、藤間は路頭でボロボロになって彷徨う陰キャ女子の足柄山沁子と出会う。成り行きで彼女とパーティーを組むことになった藤間は徐々に足柄山をはじめリア充たちにも心を開いていくが…とこんな感じです!

〜陰キャが異世界で成り上がり⁉︎〜
参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品。ありがとうございます。HJ小説大賞2020後期受賞作ですね。陰キャがゲームのような異世界で成り上がっていくお話で、1巻は本当に序盤という感じでしたが丁寧なストーリーで楽しく読ませていただきました。
まず序盤。ひたすら地味な藤間の異世界と学校を行き来する生活が描かれます。異世界では地味に薬草採取、現実では陰キャとしてただ学校に行くだけ。リア充は嫌いで女子からの告白も罰ゲームだと思い込み無下に断る…これはなかなかの陰キャレベルですね…そんな彼に変化が。異世界で足柄山という同じく陰キャ女子に出会います。ほぼ無一文で彷徨っていた彼女を助けた藤間は成り行きで彼女とパーティを組み異世界を攻略してくことに。といってもやることは基本的に薬草採取なんですけどね汗 しかし足柄山と異世界で一緒に行動していく中で彼の中に徐々に変化が。これまで忌み嫌っていたリア充たちをそれほど悪いやつではないのではないかと思い始めたり、一緒に行動することを嫌がらなくなっていきます。終盤はようやく召喚士として召喚できる魔物を手に入れたりと見せ場があってよかったですね。最後まで楽しく読ませていただきました。

キャラ A
藤間はTHE陰キャって感じでちょっと苦手でしたが汗 徐々に心変わりしていく彼の姿は魅力的でしたね。足柄山も最初は痛い女子だなという感じでしたが物語が進むにつれてスルメのような魅力を感じていきました。その他リア充たちもよかったです。

最後に
まだまだ序盤という感じでしたが終始丁寧な現実と異世界を行き来するファンタジーでしたこれから化けそうなので今後が楽しみですね。

どんな人にオススメか?
丁寧な異世界ものを読みたい方は。陰キャな藤間がコツコツ努力して異世界で成り上がっていく様子は見ていて楽しいです。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

召喚士が陰キャで何が悪い



著者

かみや



レーベル

HJ文庫

ISBN

978-4-7986-2721-2
表紙の画像は「版元ドットコム」様より