どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは農民ヤズーさんの

最低ランクの冒険者、勇者少女を育てる 1 ~俺って数合わせのおっさんじゃなかったか?~

です!
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ストーリー A
内容は、異世界と現実世界がつながりダンジョンに自由に行き来できるようになった世界。そこではダンジョンを攻略できる力を手に入れた覚醒者たちは冒険者となり日夜ダンジョンに潜りモンスターたちと戦っていた。35歳の冒険者伊上浩介は、国から課せられた「覚醒者は5年間冒険者としてダンジョンに潜る」というお勤めを果たすために日夜冒険者として戦っていたが、残り3ヶ月というところでパーティーが解散してしまう。たまたま出会った特級の覚醒者・宮野瑞樹率いる女子高生パーティに人数不足を理由に加入することに。しかし冒険者としては未熟な彼女たちに伊上はダンジョンで生きる術を教えていくことになり…とこんな感じです!

〜35歳のおっさん冒険者がJK達に探索者のイロハを教える〜

参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品。ありがとうございます。農民ヤズーさんは本作がデビュー作ですかね?おっさんの冒険者がJKたちを指導して冒険者として鍛えていくダンジョンもの+教官ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。浩介が瑞樹たちに出会う過程が描かれます。世界観の説明から伊上が所属する冒険者パーティーが解散して人数不足の瑞樹たちのパーティーに加入するまではテンポ良く描かれていてすっと物語に入っていけましたね!そして始まるおっさん冒険者の浩介と瑞樹たちのダンジョン攻略!浩介は国から定められた「覚醒者は5年間ダンジョンに潜らなければならない」という務めを果たすため、瑞樹たちは学校の試験をこなすためとそれぞれの目的のためにダンジョンに潜ります。浩介の覚醒者としての能力は最低の三級のため、最初のうちは特級や一級という高ランクの瑞樹たちに舐められます。しかしダンジョンに5年近く潜ってきたからこその経験やトリッキーな戦い方で徐々に瑞樹たちの信頼を得ていきます!ダンジョンを通じて瑞樹たちの信頼を勝ち取っていく過程はグッドでしたね!中盤からは学園もののフェーズへ移行。瑞樹のチームから特級の力を持つ瑞樹を引き抜こうとする生徒会長のチームと体育祭で戦うことに。浩介の作戦を生かした戦いは見ていて楽しかったですね。終盤のバトル展開も盛り上がりましたし最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
キャラ A
浩介は35歳のおっさん冒険者。でも冒険者らしく口では色々言っても少年の心を残していましたね。こういう男好きです。瑞樹をはじめ、JK探索者たちはみんなそれぞれ個性があってそれが戦い方にも生きてきていて見ていて楽しかったです!

最後に
ダンジョンもの+教官ものとして楽しく読ませていただきました!2巻が出るならぜひ読みたいですね!ここから面白くなっていく作品だと思うので続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ダンジョン攻略ものや教官ものが好きな方は!派手なバトルは少なめで堅実なダンジョン攻略や、生きていくための術を教えるのがメインの作品です!浩介と瑞樹たちのやりとりも楽しいですし気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

最低ランクの冒険者、勇者少女を育てる 1 ~俺って数合わせのおっさんじゃなかったか?~



著者

農民ヤズー



レーベル

HJ文庫

ISBN

978-4-7986-2762-5
表紙の画像は「版元ドットコム」様より