どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは茨木野さんの

高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い

です!
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ストーリー A
内容は、書籍化した作品が前代未聞の打ち上げを記録しアニメも大ヒット。そんなデジマスの作者であるカミマツこと上松勇太は幼馴染のみちるに告白するがこっぴどく振られしまう。しかしみちるは勇太がカミマツであることを知らなかった⁉︎後に勇太がカミマツであることを知ったみちるだがもう遅い!勇太は出版社でのパーティーをきっかけにアイドル歌手や人気声優とお近づきになっていた⁉︎なんとか勇太を振り向かせようとするみちるだが、すでに勇太を振ってしまっているためなかなか素直になれず…果たしてみちるは勇太と付き合うことができるのか?…とこんな感じです!

〜幼馴染を初手追放!〜

茨木野さんの新作!個人的に初挑戦の作家さんですね。最近勝利しがちな幼馴染ラブコメへのアンチテーゼ的な作品かと思いきや、どちらかというと追放ものというか振ってから有料物件だったと後悔する系のラブコメでしたね…幼馴染のみちるが見ていて楽しい残念ラブコメでした!面白かったです!
まず序盤。勇太が幼馴染のみちるに振られるところから物語は始まります。勇太はデジマスという作品で記録的なヒットを記録した大人気作家でみちるもデジマスのファンなのですが、みちるは勇太がデジマスの作者・カミマツであることを知りません。初手のこの行き違いがみちるの壮大な後悔に繋がるのめちゃくちゃいいですね…そして紆余曲折の末、みちるは勇太がカミマツだということを知りますが時はすでに遅し。勇太の周りには美人の人気声優である駒ヶ根由梨恵やアイドル歌手のアリッサ・洗馬がいてイチャイチャとラブコメを…しかもこれがヒロイン側からの一方通行よりのアプローチなのでさらにみちるへのダメージが辛いですね…幼馴染がこんなに負けることありますか…中盤以降は勇太の小説家のしての活動とみちる以外のヒロインとのラブコメを通してお話が進んでいきます!この辺りはクリエイターものとしての面白さとコメよりのラブコメとしての面白さがありましたね!後半からは美少女イラストレーターも登場して…みちるマジで勝てるのか…?と思っていたところに問題発生。でも幼馴染としての勇太とみちるの絆は深いもので、幼馴染として問題を解決するところはグッドでした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
勇太はめっちゃ自分の作品が売れているのに謙虚…というか「あれ?また俺なんかやっちゃいましたか?」系の主人公で見ていて楽しかったですねw でもみちるのピンチに駆けつけるかっこよさもありいい主人公でした!みちるはとにかく負けヒロイン。ここまで負ける?ってくらい敗北を重ねていきます…でも敗北してなおかわいいのがみちるの魅力ですねw その他のキャラももちろん魅力的でした!お父さんじゃだいぶ不憫でしたが…

最後に
幼馴染がとにかく負けるコメよりのラブコメでした1これはぜひ続きが読みたいですね!果たしてみちるが勝つ日はくるのか…続刊楽しみにしてます!

どんな人にオススメか?
コメよりのラブコメが好きな方は!幼馴染ヒロインが徹底的に敗北を重ねる裏で勇太がヒロインとラブコメしていくのが魅力な作品です!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い



著者

茨木野



レーベル

GA文庫

ISBN

978-4-8156-1337-2
表紙の画像は「版元ドットコム」様より