どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは森林梢さんの

見た目に反して(僕だけに)甘えたがりの幼なじみを、僕は毎日論破しなければならない。

です!
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ストーリー A
内容は、感情で動けば必ず後悔するを心情とし論理的であることを人生の指針として生きる八神錬理。そんな彼は超有名進学校の生徒会長として君臨していた。そんな彼の幼馴染で生徒会副会長である友禅りりは文武両道才色兼備で誰からも一目を置かれていた。錬理に恋するりりだが、いくら彼に気持ちを伝えても錬理はりりのことを論破するばかり。果たして2人は無事に結ばれることができるのか…とこんな感じです!

〜論理的だから恋心に従えない〜

森林梢さんの新作!前作「殺したガールと他殺志願者」が好きだったので新作楽しみにしてました!今回は面倒臭い主人公とヒロインの面倒臭いやりとりが魅力のめんどくさいラブコメ+生徒会ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。錬理とりりのめんど臭いやりとりが繰り広げられます。感情に従った行動は害悪として常に論理的に動く錬理。そんな錬理に【友人】の話として遠回しに自分の恋心を伝えるもその全てを錬理に論破されてしまう…好感度MAXのヒロインが隣にいるのにそれを徹底的に叩き潰す錬理くんは見ていて楽しいですが乾いた笑いしか出てこないですね…錬理は生徒会長、りりは生徒会副会長ということで生徒会ものとしても面白かったですね。2人をくっつけようとする?庶務の尾田海香、会計で女装男子の笹木錦、そして常にリモート参加の書記である堂本奈乃…賑やかなメンバーと共に生徒会に舞い込んでくる相談や事件?を解決していく様子も楽しいですね!まぁ錬理が論理的に叩き潰すんですけど…一方錬理とりりのラブコメといえばなかなかくっつかず、なかなか離れずで見ていてやきもきしますね…なんでここまで論理的にりりのことを退けてしまうのか…でもこの面倒くさい感じがたまらない!終盤では2人のデート(論理的にはりりのデートの練習)からのトラブル解決…の流れが良かったですね。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
錬理は超論理的主人公!あらゆる行動を論理的かで判断して行動していきます。そしてそれゆにりりから向けられる恋心の全てを叩き潰してゆく…面倒臭いですけどどこか愛おしいですね。こういう主人公。りりはそんな面倒臭い錬理に恋する完璧ガール。友達の話とかいって遠回しに錬理に恋心を伝えるもそれが完璧に論破されていく様子は見ていて楽しいですけど不憫ですね…頑張れりりちゃん…その他の生徒会メンバーも魅力的でした!

最後に
面倒臭い2人にやきもきさせられるラブコメでした!これは続きが読みたいですね!この後2人がどうやって距離を近づけていくのか…2巻待ってます!

どんな人にオススメか?
面倒臭い主人公とヒロインのラブコメが読みたい方は!論理的な錬理と遠回しなりりのやりとりは見ていて面倒臭い!となること間違いなし!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

見た目に反して(僕だけに)甘えたがりの幼なじみを、僕は毎日論破しなければならない。



著者

森林梢



レーベル

MF文庫J

ISBN

978-4-04-681586-6

表紙の画像は「版元ドットコム」様より