どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのはアサウラさんの

小説が書けないアイツに書かせる方法

です!
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ストーリー A
内容は、インポテイツの主人公を題材にした小説でデビューをした月岡零。その小説は彼自身の経験を基にして描かれており彼もまたインポテイツに悩んでいた。しかしそれ以上に悩んでいたのが2作目が書けないこと。ある日、零の前に現れたのは美人女子大生の一ノ瀬琥珀。彼女はなぜか零のことを住所まで知っており自分の考えた小説を書かなければ、零がインポテイツを題材にした小説でデビューしていることをバラすと脅される。仕方なく琥珀の小説を書く零だがなぜか琥珀のプロットを読んだ時だけ勃起して…とこんな感じです!

〜小説が書けない!〜

アサウラさんの新作!アサウラさんの新作を読むのは某緑色のレーベル以来ですね…あちらも面白かったのでいつかどこかのレーベルが続きを…閑話休題。結構際どい下ネタが多かったですがそれを下品な感じにせずにコメディに昇華させているのが流石だなと思うクリエイターものコメディでした。面白かったです!
まず序盤。インポを題材にした小説でデビューするも2作目が書けずに苦悶する零の様子が描かれます。女の子みたいにかわいい雫。男友達からは常に怪しい視線を向けられていて…みたいな部分が個人的にはグッドでしたね。こういうノリ好きです。あとは出版業界のことが割としっかり語られているのもグッド!現実はもう少し厳しいと思ったりはしないでもないですが…自分が体験したことしか書けないので(レーベル的にエロが必要なこともあり)なかなか2作品目が書けない零。そんな彼の前に現れたのが謎の美人女子大生・琥珀。なぜか零の住所まで知っている彼女に「自分の考えた小説を書かなければインポを題材にした小説を書いていることをバラす」と脅された零は彼女の考えた小説を書くことに。そして始まる琥珀と小説を書く日々!零が体験したことしか書けない小説家だと知っている琥珀は触手のシーンを書かせるために自ら触手を用意して零を襲ったり…いやなんやねん。自ら触手を用意って。さらに零を女の子だと勘違いしていたりもうしっちゃかめっちゃか。しかしある事件が。なんとインポだった零の股間が琥珀のプロットを読んだ時だけ勃つことに気付きます。勃たせるために琥珀のプロットを一生懸命に読む零が本人が真面目なだけに見ていて面白さがありますね。しかし中盤で衝撃の事実が。なんと琥珀が実は…この展開には正直驚きましたね…琥珀の秘密が明かされてからの終盤までの怒涛の流れはめちゃくちゃ楽しくて一気に読ませるパワーがありましたね。クリエイターものの醍醐味がぎゅっと詰まってました。逆転する立場も最高でしたね。ラストもこれ以上ないもので大満足でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
零はインポに悩む見た目女の子みたいな男子高校生。インポに悩む男子高校生って結構センシティブなネタではあるんですけどそれを笑いに変えられるのは本人や家族はもちろん雫自身がインポを題材にした小説を書いているからなんでしょうね。創作に対する態度は好きでした!琥珀は最初は謎の美人女子大生って感じだったんですけどどんどんポンコツっぽいところが見えてきてなんだか愛おしかったですねw 中盤以降の彼女の変貌っぷりがグッドでした!その他に印象的だったのは零の友達。なぜか琥珀と一緒にサウナに行きたがったりベッドでプロレスごっこしたがる友達には笑いましたw

最後に
けっこう際どいネタも多かったですが楽しいクリエイターものコメディでした!続刊もありかな?って感じのラストでしたけどどうなんですかね?アサウラさんの作品はとにかく定期的に摂取したいので、この作品の続刊じゃないにしてもアサウラさんの作品楽しみにしてます!

どんな人にオススメか?
クリエイターもののコメディが読みたい方は!結構下ネタは多いので苦手な方は…ですけどセンシティブなネタをコメディに消化しているのは流石のアサウラさんだなと思いますし中盤以降はすごいの一言。気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

小説が書けないアイツに書かせる方法



著者

アサウラ



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-914458-1

表紙の画像は「版元ドットコム」様より