どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのはさがら総さんの

恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話

です!
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ストーリー A
内容は、10数年前に太平洋に堕ちた星の影響で超能力を身に宿す子どもたちが生まれた世界。星堕ち島ではそんな超能力を持つ子どもたちが集められていた。他人の感情を触れる御蔵真久良、時間を五秒間だけ追加できる式根稀音、視界を映像記録に変えられる大野春、怪物を視ることができる神津うづ花…少年少女たちの能力と主観が交わる時、奇妙な物語が始まる…とこんな感じです!

〜主観が交わる物語の行方〜

さがら総さんの新作!めちゃくちゃ楽しみにしてました…!今作は1巻完結のちょっと変わった?群像劇として楽しく読ませていただきました!面白かったです!
この作品は物語の構成上なかなかネタバレなしでの紹介が難しいのですが…お話は4人の少年少女それぞれの視点で描かれます。誰かにとっての主観で見るとそのお話は超能力がモチーフのサイケデリックな物語なのに、誰かの視点で見ると10数年の恋を描くラブコメであったり、誰かの視点で見ると謎が渦巻く不思議ミステリだったり…みんな違う視点で同じ物語を見ているからこそ生まれる物語は最高の一言ですね。個人的に好きだったのは真久良くんに恋する稀音ちゃんのお話。恋する乙女全開ガールな稀音ちゃんの暴走?っぷりは見ていて本当に楽しいです!ラストも大満足!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
みんなそれぞれ魅力的でしたね。他人の感情に触れられるちょっとかなりヘンテコな男の子・御蔵真久良、時間を五秒間追加できる恋する乙女な稀音、視界を映像に変えることができる謎の?転校生である大野原春、そして怪物を視ることができる爆乳ガールの神津うづ花…どの登場人物もこの物語には欠かせないです。

最後に
登場人物それぞれの主観で紡がれる最高の群像劇でした!1巻完結で満足度も高かったです1またさがら総さんの新作楽しみに待ってます!

どんな人にオススメか?
群像劇が読みたい方は!登場人物それぞれの視点で描かれる物語は読んでいて本当に楽しいです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話



著者

さがら総



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-681936-9

表紙の画像は「版元ドットコム」様より