どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは佐原一可さんの

EVE ー世界の終わりの青い花ー

です!
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ストーリー A
内容は、白昼夢をよく見てしまうことに悩まされているイヴはある日宗教団体が起こしたテロに巻き込まれて宇宙を遭難してしまう。2日しか酸素が持たない宇宙船の中で殺人事件も発生し混乱する中、果たして彼女は宇宙船から脱出することができるのか…とこんな感じです!

〜死が迫る宇宙船の中で〜

参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品。ありがとうございます。濃密な設定を背景にしたSFとして楽しませていただきました。
まず序盤。イヴが研修旅行に行くことになるまでが描かれます。かなり緻密かつ濃密な設定が序盤からポンポン出されるので最初は少し混乱しますが、文章自体は読みやすいですね。そしてテロに巻き込まれたイヴは何人か共に宇宙に遭難することに。さらに宇宙船内の酸素は2日しか持たないということが発覚し…宇宙船内でも白昼夢を見るイブが鍵になって事態が解決していく過程は良かったですね。まだまだ物語自体序盤ということもあり色々消化不良の面もありましたが最後まで楽しく読ませていただきました。

キャラ A
まだ序盤で各キャラの魅力が出しきれていないと感じる場面も多々ありましたがイヴは見ていて楽しい女の子でした。

最後に
設定がやや難解でかつ物語もまだ序盤ということもありましたが、今後に期待できる作品だと感じました。

どんな人にオススメか?
SFが好きな方は!設定が難しめなので読にくさはあるかもしれません。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

EVE ー世界の終わりの青い花ー



著者

佐原一可



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-2988-9

表紙の画像は「版元ドットコム」様より