どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは作者さんの

隣の席の中二病が、俺のことを『闇を生きる者よ』と呼んでくる

です!
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ストーリー A
内容は、暗殺者として裏社会で活躍する黒木猫丸。彼は父親からの命令で紅竜と呼ばれる裏社会の伝説的存在を仕留めるために札幌のとある高校に転校生として潜入する。そして出会ったのが紅竜と自らを呼称する竜姫紅音。なんと彼女は猫丸を裏社会の人間であると瞬時に見抜く。暗殺者であることを見抜かれ同様する猫丸だが、竜姫は実はただの中二病!さらに猫丸の転校自体、自分の息子に普通の学校生活を送ってほしいと願う猫丸の父親の計らいだった⁉︎猫丸は竜姫を暗殺対象であると思い込み、竜姫は猫丸を自分と同類の中二病だと思いこむすれ違いラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜中二病ガールと暗殺男が出会ったら?〜

第27回スニーカー大賞特別賞受賞作!暗殺者の少年と中二病少女のすれ違いが楽しいコメディでした!面白かったです!
まず序盤。裏社会で活躍する猫丸の姿が描かれます。こういうスタイリッシュな主人公いいな…と思ったのも束の間。父親の命令で裏社会の伝説的な存在である紅竜<レッドドラゴン>を仕留めるために札幌にある高校に転校生として潜入します。転校先のクラスでたまたま自らを紅竜と名乗る中二病患者の竜姫と出会ってしまったことで2人の壮絶な勘違いとすれ違いが始まります!猫丸は中二病ゆえに怪しい言動をする竜姫を同じ裏社会の人間だと思い込み暗殺しようとする。竜姫は自分と同じ中二病患者だと勘違いして猫丸と仲良くなりたいと接近する。竜姫の些細な中二病発言を過大解釈して「はやくコイツを暗殺しなければ!」となる猫丸は見ていて楽しいですし、中二病ながら初な女の子の竜姫が猫丸とLINEを交換するためにそわそわしたり猫丸との些細なやりとりで喜ぶ竜姫にニヤニヤしちゃいますね〜。竜姫の友達で彼女の中二病の理解者である咬狛九十九と竜姫のやりとりもよかったですね〜。中二病と気恥ずかしさでなかなか猫丸に近づけない竜姫の背中を押してあげる最高の友人キャラでしたね!終盤は2人でデート!本気で竜姫のことを暗殺しようとする猫丸と、友達になりたいけど異性と2人きりのお出かけは初めてでドキドキな竜姫とのすれ違いがニヤニヤしちゃいますね…睡眠薬の件は爆笑しましたw 終盤もすごく良かったですしラストの見開きページはズルい!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
猫丸は凄腕暗殺者の少年。暗殺者としては凄腕なのに竜姫のことになると空回りしちゃうのがなんか微笑ましいですねw 時折見せるかっこよさがグッド!竜姫は中二病全開ガールでかなり痛いヤツなんですけど、時折見せる女の子らしさやピュアな感じがかわいすぎましたね!そして何より竜姫のお友達の九十九ちゃん!毎回超ナイスアシストで竜姫を的確にサポートする唯一の常識人!健気に竜姫を応援する姿が可愛かったです!

最後に
めっちゃ面白い中二病すれ違いコメディでした!これはぜひ2巻が読みたいですね!まだまだ猫丸と竜姫のやりとりが見ていたいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
すれ違いコメディが読みたい方は!中二病な竜姫と暗殺者な猫丸のすれ違いはみていてすごく楽しいです!ラストも大満足!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

隣の席の中二病が、俺のことを『闇を生きる者よ』と呼んでくる



著者

海山蒼介



レーベル

角川スニーカー文庫


ISBN

978-4-04-112987-6

表紙の画像は「版元ドットコム」様より