どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは半田畔さんの

「南国カノジョとひとつ屋根のした」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、家庭の事情で父親の知り合いが経営するダイビングショップに居候することになった葵。彼は引っ越し直後に日焼けをした少女・ナイアに出会う。彼女は葵の居候先のダイビングショップの看板娘でこれから一緒に生活をすることになるが、ちょっとしたハプニングでナイアからの葵の評価はガタ落ち。しかし海が好きなナイアにダイビングに誘われたことをきっかけに徐々に距離を近づけていき…とこんな感じです!

〜海で君に出会ったら〜

半田畔さんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね。心に傷を負った主人公と海が大好きな少女のラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。葵がダイビングショップに居候するところから物語は始まります。陸上部に所属し長距離走の選手として活躍するも怪我により選手生命を絶たれてしまった葵。そんな彼は半ば引きこもりのような生活をしていますが、父親が海外に行くことをきっかけにダイビングショップに居候することになります。主人公の葵の現状やナイアとの出会いで序盤から読者をがっちりと掴んでくる描写が印象的でしたね!ナイアとはちょっとしたハプニングもあり葵の評価は最低に…こういう事故があまり嫌な感じになっていないのはナイアの性格からくるところが大きいですね。ダイビングショップに居候するということで葵はお店の手伝いをすることに。そこでダイビングに興味を持って海が大好きなナイアに連れられてダイビングをすることに!海の中の世界を知って、怪我で自分の世界に閉じこもっていた葵の世界が開けた瞬間はキラキラしていましたね。海の世界を知ったことで葵もダイビングのライセンス取得を目指すことに!ナイアやダイビングショップのインストラクターに教わりながらどんどん成長していく葵の姿はめちゃくちゃよかったですね!ナイアとのちょっとツンケンしたやりとりも好きです!しかし終盤ナイアに問題発生…ナイアにとってすごく辛い時に葵なりに考えて必死に彼女のことを支えてあげようとする葵はすごくよかったですね!ラストシーンもすごく印象的で最高でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
葵は過去の事故で心に傷を負った少年。海の世界を知ってナイアに元気をもらって復活していく過程や最後はナイアを支える側になるいい主人公でした!ナイアは元気いっぱいな海の女の子!海が大好きで陸にいる時間よりも海にいる時間の方がな長いのでは?と思うほど。カラッとしたところもあり葵とのやりとりは見ていて楽しかったですね…そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
葵とナイアのラブコメ、そしてダイビングを通して近づいていく2人の距離感が最高なラブコメでした!これはぜひ2巻も読みたいですね!葵とナイアのやりとりはまだまだ見たいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
同居もののラブコメが読みたい方は!主人公もヒロインもすごく魅力的でダイビングと海の世界を通じて近づいていく2人の距離感が最高です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

南国カノジョとひとつ屋根のした



著者

半田畔



レーベル

角川スニーカー文庫


ISBN

978-4-04-113454-2

表紙の画像は「版元ドットコム」様より