どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは三河ごーすとさんの

「義妹生活8」

です!
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、春休みも終わり迎えた高校三年生。悠太と沙季は同じクラスになる。沙季はクラスの女子たちと休み時間や授業の合間に話す友達ができた一方、悠太は丸と離れ離れになったこともあり大人しい学校生活を送っていた。同じクラスにも関わらず話す時間が家しかないことで2人は自宅でのスキンシップがこれまでよりも多くなる。そのことが原因か2人は勉強に身が入らなくなってしまう。関係を見つめ直すために2人はすり合わせを行うことになるが…とこんな感じです!

〜春を迎えてもう一度すり合わせ〜

シリーズ第8巻!アニメ化が決まってもこうして定期的に続刊を出してくれるのは本当に嬉しいですね!今回はついに高校3年生編突入ということで、3年生になって変化した関係をすり合わせで解決していこうとするのが実にこの2人らしいなと感じるお話でした!面白かったです!
まず序盤。クラス替えをして同じクラスになる悠太と沙季が描かれます。悠太は丸がいないだけでまるで変わらない一方、沙季は女子グループに混ざれるようになり…とお互いがクラス内での立ち位置を変化させていましたね。沙季視点でも描かれていましたが、自身のクラス内の立ち位置の変化に沙季自身が驚いていましたね。しかし同じクラスになったにも関わらず、直接話したりといった機会にはほとんど恵まれない2人。同じ空間にもいるにも関わらず2人の時間が少ない。そんな距離感は自宅での会話やスキンシップの増加に現れます。これまでは2人がかなり節度を持って行動していたので両親に秘密の関係的な部分がぼんやりしていましたが、2人の自宅でのスキンシップが増えたことで<両親がいる家で距離が近い義兄妹>という一種背徳感にも似た何かをより強く感じましたね。しかし学校では極力話さず家では…という関係は勉強への集中力という形で2人に影響を及ぼします。2人ともなまじ頭がいい分、こういう問題の解決に不器用なのがなんともらしいですよね。でも意外な人物のアシストもあったりですり合わせをしていくのは見ていて楽しかったですね!今回も最後まで楽しく読ませていただきました!

キャラ A
悠太は修学旅行を経てなんだか普通の高校生男子に近づいたなーと思ったら今回でまた見方が変わりましたね…彼も色々等身大で悩んでいるんですね。沙季はクラス内での立ち位置とか家で悠太にスキンシップを求めるところとか、そういうところに普通の女の子らしさを感じて良かったです。あと2人のぼんやりとした将来への不安をそれぞれ両親に聞くシーンは印象的でしたね。

最後に
今回も楽しく読ませていただきました!次巻は夏に出るということで発売が楽しみですね!気になるヒキで終わりましたし…続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

義妹生活8



著者

三河ごーすと



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-682404-2

表紙の画像は「版元ドットコム」様より