どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは葵依幸さんの

「勇者殺しの花嫁 I - 血溜まりの英雄 -」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、異端審問官であるアリシアは日々理不尽な命令に従い任務をこなしていた。そんなある日、魔王を討伐した勇者シオンを暗殺せよという命令が届く。神の加護を持つ勇者には刃物で傷を負わせることができないためハニートラップで暗殺することに。しかし勇者の性別は女⁉︎果たしてアリシアは勇者を暗殺することができるのか…とこんな感じです!

〜勇者を暗殺せよ〜

参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品。ありがとうございます。勇者を殺すという一つ鉄板な要素をガールズファンタジーで描くという作品で楽しませていただきました。面白かったです。
まず序盤。アリシアに勇者暗殺命令が届くところから物語は始まります。神や教会の話などやや掴みづらい設定もありましたが、面白くなりそうな要素を見せてくれるいい始まりでしたね。そしてアリシアは勇者シオンを暗殺するために旅へ。神の加護を受けているため刃物で傷を負わせることができない勇者を殺すためにハニートラップをしかけるアリシアですが…効果なし。それどころかシオンが女性だと判明して…アリシアにシオンが女性だと教えない教会の連中はなかなか狡猾ですね…そしてアリシアはなんとかシオンを暗殺するために策を巡らします。軽快でちょっと独特な一人称で進んでいくアリシアの奮闘は見ていて楽しいですね。終盤は怒涛のバトル展開で設定を生かしたバトルは見どころ満載でした。最後まで楽しく読ませていただきました。

キャラ A
アリシアは賑やかな女の子で見ていて飽きませんでしたね。一人称の地の文の反応が楽しかったです。シオンは強くてマイペースで勇者と聞いてイメージするような女の子とはまた違った女の子でしたが見ていて楽しかったです。

最後に
勇者を殺すという鉄板要素を描くガールズファンタジーとして楽しく読ませていただきました。

どんな人にオススメか?
ガールズファンタジーが読みたい方は。物語自体は決して明るくないのですが、軽快なアリシアの一人称で楽しく読めます。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

勇者殺しの花嫁 I - 血溜まりの英雄 -



著者

葵依幸



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3384-8

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