どうも夏鎖です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは色付きカルテさんの

「非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか？」

です！

☆感想☆

ストーリー A
内容は、相手の精神に干渉するという特殊な能力を持つ女子高生・佐取燐香はその能力を隠しながら生活していた。しかし高校入学直前のある日、バスジャックの人質にされ犯人を倒そうとしたところに偶然居合わせたアラサー警察官の神楽坂上矢に自身の持つ能力を勘づかれてしまう。紆余曲折の末に彼と一緒に異能が絡んでいると思われる事件を解決することになった燐香は果たして異能を使い事件を解決できるのか…とこんな感じです！

〜女子高生とおっさん警察官が異能事件を解決⁉︎〜

色付きカルテさんの作品！本作がデビュー作ですね！俺たちのファミ通文庫がまた面白そうな作品出すということで楽しみにしてました！女子高生とアラサー警察官のバディが楽しい現代異能×サスペンスとして楽しく読ませていただきました！面白かったです！
まず序盤。燐香がバスジャックに巻き込まれて異能を使い事件を解決する様子が描かれます！序盤からいきなりバスジャック事件ということでインパクトは強いのですが、それ以上にサクッと異能と防犯グッズ？を使って事件を解決する燐香のインパクトがすごくて一気に物語に引き込まれましたね…序盤の掴みは完璧でした。そんなバスジャック事件に偶然居合わせた神楽坂に異能持ちではないか？と気づかれた燐香はその後の偶然もあり彼の捜査に協力していくことになります。この異能の設定も絶妙でしたよね…燐香は自分以外に異能を持つ人がいることを知りながらもどれくらいの異能持ちがいるのかわからない。人の心が読めるどころか他人をほぼ意のままに操れる能力を持ちながらもそれを乱発せずに自分が平穏な生活を送るためだけに使う…燐香の等身大らしさを繋ぎ止める異能の使い方も絶妙でした！中盤では圧倒的な力を持つ異能持ちとの引き込まれるようなバトルシーンがあったり、終盤では腐った警察組織に鉄槌を下す痛快な展開があったりとこの作品ならではの異能だけではなくその根底にある何気ない生活を守りたい女子高生を感じられてめちゃくちゃ楽しませていただきました！面白かったです！

キャラ A
燐香はちょっと目が死んでる女子高生。やっぱり相手の心が読める上に行動にも干渉できるからかちょっと普通とは違ったところもありますが、時折垣間見えるピュアさがめちゃくちゃ良かったですね！神楽坂はアラサーのおっさん警察官。刑事じゃないところがまたいいですね。作中の腐った警察組織の中で唯一まともな大人といった感じで魅力的でした！燐香とのコンビもグッド！その他のキャラも魅力的でした！

最後に
現代異能×サスペンスとして楽しく読ませていただきました！これはぜひ2巻が読みたいですね！こういうタイプの作品は貴重なので！まだまだ燐香と神楽坂のコンビが見たい！続刊待ってます！

どんな人にオススメか？
現代異能やサスペンスが読みたい方は！他人の精神に干渉できる燐香の異能は見ていて楽しいですしアラサー警察官とのタッグも楽しい！異能を使った事件を解決する過程もグッド！気になった方は！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)