どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは森日向さんの

「この物語を君に捧ぐ」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、かつて中学生小説家としてデビューするもあることをきっかけに小説を書けなくなり無気力に生活する高校三年生の柊悠人。そんな彼の前に自称編集者の高校一年生・夏目琴葉が現れる。彼女は悠人の読書感想文を見て小説を書いて欲しいという。自分の過去を知られたのかと戸惑う悠人だが、いくら断っても悠人に小説を書いて欲しいと言う琴葉に折れて演劇部の脚本を書くことに。それをきっかけにして悠人は再び筆をとることになるが…とこんな感じです!

〜あなたの担当編集に〜

森日向さんの新作!「浮遊世界のエアロノーツ」が好きだったので新作楽しみでした!今作は前作とはガラリと変わって青春ものでしたね!魅力的なキャラクターと確かに温度を感じる文章に久しぶりに「あぁ…ラノベ読んでいてよかった…」と思える作品でした!面白かったです!
まず序盤。悠人と琴葉の出会いが描かれます!このシーンは挿絵の効果もあり全力で青春!運命の出会い!という感じでインパクトありましたね!自称編集者を名乗る琴葉に小説を書いて欲しいと迫られるもそれを断る悠人。過去に中学生でプロデビューしながらもとあることがきっかけで書けなくなった悠人は自分の過去が知られたのではないかという戸惑いと、全力で小説を書いて欲しいとぶつかってくる琴葉に根負けしてついに演劇部の脚本を書くことになります!琴葉の熱意はキラキラしていましたね。そして演劇部の脚本を編集者である琴葉と一緒に作っていきます!琴葉は編集者を名乗るだけあって知識も技術も熱意もあって悠人の才能を引き出してましたね!そして作品を2人で作っていく過程がめちゃくちゃいい!作家と編集が確かにそこにいるような温度感のある会話が刺さります!演劇部の公演が成功したことをきっかけに悠人は再び筆を取ることになりますが琴葉にトラブルが…ここからは常に心が揺れっぱなしでしたね…琴葉のために頑張る悠人の焦りであったり琴葉のことを思う気持ちであったり…悠人の感情に触れるような文章がグサグサ刺さり、でも彼の強い気持ちに惹かれて読む手が止まらない。そんな文章でグイグイ読ませてくれました。最後が個人的にめちゃくちゃ好きです。こういう物語はどっちかに走りがちなんですけど、森日向さんの優しさを感じつつもきちんと悠人と琴葉の今を描く。大好きな終わり方です。最後まで楽しく読ませていただきました!すごく面白かったです!

キャラ A
悠人がめちゃくちゃよかったですね…最初は無気力なやつだな…と思っていましたが彼が物語を書くところを見る度に、彼の過去を知るたびに、そして琴葉への思いを知るたびに彼のことを好きになっていきます。琴葉もすごく魅力的でしたね。最初は天真爛漫で元気一杯な女の子だなと思っていたのですが…でもいつでも物語大好きな女の子というところは一貫していてそれが素敵でしたね。それ以外のキャラも魅力的でした!

最後に
小説を書く主人公と編集者の女の子の青春ものとして楽しく読ませていただきました!本作はかなり綺麗に終わっているので1巻完結ですかね…?森日向さんの小説はまた読みたいので作品待ってます!

どんな人にオススメか?
青春ものが読みたい方は!悠人や琴葉の感情を感じることができる文章で描かれる物語は読んだ人に絶対に刺さります。久しぶりに手放しでオススメできる作品です。騙されたと思って黙って買ってください。後悔はさせません。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

この物語を君に捧ぐ



著者

森日向



レーベル

講談社ラノベ文庫


ISBN

978-4-06-535732-3

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