どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは屁負比丘尼さんの

「こましゃくれり!! ~大学生のラブコメはシラフでヤニ切れじゃ耐えられない!~」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、二浪の末に大学生になった陣内梅治。彼の部屋には毎日のように残念美少女たちがやってきて、梅治の部屋を溜まり場にしていた。どこか古風な口調で面倒ばかり持ち込んでくるトラブルメーカーの安瀬桜。ヤニカス辛党の猫屋李花。ギャンブル狂いの西代桃…全員が酒とタバコとギャンブルに溺れた大学生たちのモラトリアムな青春が始まる!とこんな感じです!

〜浪人したなら酒とタバコとギャンブルを〜

屁負比丘尼さんの作品!本作がデビュー作ですかね?お手本のようなダメ大学生たちのカスでクズでイカれたモラトリアムな青春ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。梅治と残念美少女3人のイカれた日々が描かれます!酒を死ぬほど飲みまくり、タバコを山ほど吸い、罰ゲームでスピリタスを飲みまくる…なんだこのダメ大学生を煮詰めまくった主人公とヒロインは…自分もカスなのでこういうカスい登場人物に惹かれてしまいますね…物語はそんな4人のモラトリアムな日常が描かれていきます。梅治と3人の美少女というまさにハーレムな関係性ですが、露骨なエロやラブコメがほぼないのが非常によかったですね!(まぁ事故みたいなエロやイタズラゆえのラブコメはありますが…)基本的には梅治の元に3人全員、もしくは誰かがやってきて主に酒がらみのトラブルで盛り上がって、ぐだぐだして終わるというお話が十二話入ってるのですが、どのお話も愛すべきカスという感じで非常に楽しかったですね!個人的に好きだったのは第五話の「裁かれるカスたち」というお話。大学で派手に飲酒しまくった4人の宇ち誰かが責任をとって落単することになるのですが、ここで行われるあまりにも醜い責任のなすりつけあいが最高でしたね…基本的には各話は独立しているのですが、後半の文化祭編は連続しているお話で、梅治のトラウマの原因をとんでもない方法で解決していくカス美少女3人がめちゃくちゃ楽しかったですね!最後まで楽しくよませていただきました!面白かったです!

キャラ A
梅治は4人の中では比較的まとも…でもない二浪の大学生。水が飲めない時代の西欧人か?というほど常に酒飲んでますし…大学の授業中でも酒飲んでますし(しかも鰭酒)、マジで飲んでない時ないのでは?というほど常に酒飲む野郎でしたね…桜はどこか武士っぽい喋り方をする和服が似合う女の子!超トラブルメーカーで何かとトラブルを持ち込んでは大暴れする様子がみていて楽しかったですね。李花はヤニカスな女の子で時折見せる女の子らしい一面とカスさのギャップが最高な女の子でした!桃は生粋のギャンブラーで酒絡みの罰ゲームも過激なものばかり…そのおかげでちょっとえっちかったですけど。天皇賞・秋に単勝七万かけようとする女はやっぱり違います…

最後に
カス大学生たちのモラトリアムな青春が楽しい作品でした!これはぜひ2巻が読みたいですね!まだまだ梅治とカス美少女大学生たちの青春がみたい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
カスな大学生たちの青春ものが読みたい方は!とにかくみていて楽しい青春ものです!かなり酒臭くてヤニ臭い読み手をある程度選ぶ作品ですが、ハマる人は絶対にハマる作品です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

こましゃくれり!! ~大学生のラブコメはシラフでヤニ切れじゃ耐えられない!~



著者

屁負比丘尼



レーベル

ファミ通文庫


ISBN

978-4-04-738068-4

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