どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはMikuraさんの

「暗殺者は不死の魔女を殺したい」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、不老不死の体を持つ魔女のララニカは人目につかない森の奥でひっそりと暮らしていた。そんなある日、死にかけていた少年・ノクスを拾う。ララニカの介護のおかげで回復したノクスだが、主人に捨てられ帰る場所がないと言う。ノクスに生きる術を教えながら一緒に生活をしていく2人。ノクスは自分を救ってくれたララニカに恋心を抱くようになるが、不死のララニカは人間を信用しておらずノクスの気持ちを受け取ることを拒否する。どうしてもララニカへの想いを諦めきれないノクスは暗殺者となりララニカを殺す方法を見つけて結婚しようとするが…とこんな感じです!

〜死なない魔女を殺す方法〜

Mikuraさんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね。Twitterなどで仲良くさせていただいているkyoikyoiさんからいただきました。ありがとうございます。まさに純愛というような不死のララニカとなんとか結婚しようと奮闘するノクスが愛おしい恋愛ものでした!面白かったです!
まず序盤。幼いノクスがララニカに拾われ、一緒に生活するところから物語は始まります。不老不死故に過去に辛い思いをたくさん経験し、人間不信となり森の奥でひっそりと暮らすララニカ。彼女は孤独というよりも孤高といった感じでしたね。そんなララニカが救ったノクスは主人から酷い扱いを受けた末に瀕死の状態で森に捨てられるというなかなかハードな始まり方…しかし名前のなかったノクスにノクスという名前を与え森で生活していくうちに2人は良い師弟となります。このあたりは微笑ましい関係性でしたね。しかし長い時間を一緒に過ごす間にララニカへの恋心を自覚してしまったノクスは彼女に必死にアピールすることに。しかし幼い+不老不死ゆえに辛い経験をしてきたララニカはノクスの想いを受け取ることはしません。このあたりノクス目線からだとなかなか辛いですよね…しかしそんなことでノクスは諦めません。家を出たノクスは暗殺者となり殺しの技術を磨いてなんとかララニカを殺す方法を見つけて彼女と結婚しようとします。ここまで熱い純愛と暗殺者になるという斜め上の発送はノクスならではですよね…成長したノクスとララニカの過ごす日々はほのかに甘く、そしてララニカもノクスに惹かれていき…ノクスがどれだけ頑張ったか知っている分、ララニカの感情の変化には思わずニヤニヤしちゃいますね!終盤ではララニカを殺すための方法を聞きつけた2人が旅へ…もういうことないくらい最高のラストで最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ララニカは不老不死の魔女。魔女と言っても魔法を使ったりではなく、賢人という感じの女性でしたね。死なない故にとんでもない無理をしたり、ノクスへの気持ちの変化がかわいい女性でした!ノクスは真っ直ぐな青年!少年期の辛い思い出を乗り越えてララニカのために暗殺者になり、なんとかして彼女と結ばれたいと願う気持ちがあまりにもピュアでした!

最後に
ものすごく真っ直ぐな純愛ものとして楽しく読ませていただきました!綺麗に終わっていますし1巻完結ですかね?Mikuraさんの作品はぜひまた読みたいです!

どんな人にオススメか?
純愛ものが好きな方は!ララニカとノクスの変化していく関係と、ノクスの変わらない恋心が魅力の作品です!普段男性向けばかりという方でも読みやすいと思います!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

暗殺者は不死の魔女を殺したい



著者

Mikura



レーベル

オーバーラップノベルスf


ISBN

978-4-8240-0892-3

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