どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはまさキチさんの

「前世は冷酷皇帝、今世は幼女」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、冷酷皇帝と呼ばれ前世で数えきれないほど屍を積み上げたユリウス帝。彼が目を覚ますとなんと銀髪の幼女・ユリアナに転生していた。ユーリと名前を変えた彼女は自分が統治していた頃から100年後の世界で何ものにも縛られない生活を送ることを目指すが、彼女の周りできな臭い動きが…とこんな感じです!

〜冷酷皇帝が幼女に転生したら〜

まさキチさんの新作!ご縁がありアルファポリス様から献本をご恵投いただいた作品です!ありがとうございます!まさキチさんの作品を読むのは「「門番やってろ」と言われ15年、突っ立ってる間に俺の魔力が9999(最強)に育ってました 」以来ですね。こちらが面白かったので本作も読むの楽しみにしてました!幼女に転生した最強の皇帝が自由気ままに生活して悪と戦うというダークな雰囲気を感じるファンタジーとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。冷酷皇帝と呼ばれたユリウスが銀髪の貴族令嬢の幼女・ユリアナに転生するところから物語は始まります!ユリアナが突然前世の記憶を思い出すというのは一種鉄板ですが、若干8歳ながらロリコンキモオタ貴族に嫁がれそうになっている場面で前世の記憶を思い出すというのがインパクトありましたね…もちろんそんな結婚をヨシとしない彼女はユーリと名前を変えて家を飛び出します。ユリウスが転生したユリアナの意識がまだあり、ユーリと脳内?心の中で会話しながら生活していくのもテンポ良くてよかったですね!冷酷皇帝と呼ばれていた前世の圧倒的な雰囲気と幼女離れしたパワーでたくましく生きていく姿は圧巻です…そしてユーリは前世で側近だったクロードと出会い、生活をともにしていくことに。今世では自由に生きようと家事をしてみたり、孤児院の子どもたちと触れ合ったり…皇帝であった前世では絶対にできなかったことを楽しみながらこなしていく姿は見ていて楽しいですね!クロードをはじめ、彼が雇っているメイドのミシェルや冒険者のアデリーナ、孤児院や街の人たちとの交流も前世が皇帝であるユーリならでは楽しかったです!しかし中盤以降、ユーリが暮らす街の貴族が何者かに殺害されたことで雲行きは怪しくなり…ここからは割とダークな展開になってきますが、ユーリが人を殺さないと決めていることや勧善懲悪的な側面が強いこと、そしてテンポが抜群にいいことで暗い雰囲気になりすぎないのが良きですね!用意は周到に、犯人を捕まえるとなったときは派手な立ち回りというやり方もすごくいいですね!終盤の展開はスカッとしますし、ラストのクロードとの会話は印象的でした。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ユーリは前世冷酷皇帝と呼ばれた幼女に転生した女の子!女の子…?普段の尊大な口調や幼女のビジュアルと合わさるとなんだかかわいいですね。内心はそんなにかわいくないんですけどw ピンチの時には頼り甲斐もあって魅力的な女の子でした!女の子でいいのか⁉︎クロードはユーリの前世の側近で圧倒的な戦闘力を持ちなんでもそつなくこなす青年。色んな場面で頼りになってかっこいい男でしたね!それ以外のキャラも魅力的でした!

最後に
幼女に転生した元冷酷皇帝が自由気ままに生きていくファンタジーとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだユーリの物語が見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ダークな雰囲気のファンタジーが好きな方は!転生から幼女の体を使った気ままな生活がテンポよく描かれていてサクサクと読めます!ユーリの計画的かつ前世の力を使った悪党退治も楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

前世は冷酷皇帝、今世は幼女



著者

まさキチ



レーベル

アルファポリス


ISBN

978-4-434-34510-4

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